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「嫌われる」のも「嫌う」のも自然なこと

time 2017/03/04

『ひとを嫌うということ』(中島義道著)を読んで、人を嫌うこと・嫌われることを重要視しない価値観を知りました。

ただ著者は学者なので一般的なサラリーパーソンには同様に共感を得にくい部分があるかもしれませんが、人から嫌われることを恐れる多くの現代人にとっては「嫌われることは自然なこと」という考え方があること自体に救われるのではないでしょうか?

現代の日本の教育では、友達は多い方がよい・皆と仲良くすることが大事・喧嘩は良くない等という価値観が主流となっていますが、それでは人間関係はしんどくなるばかりでは?というのが著者の主張です。

好きという感情に対しては非常に興味関心を持つ人が多く研究も進んでいるのに、嫌いという感情に対してはそうではないという状況は不自然ではないかとも指摘しています。

嫌いという感情も好きと同様に自然な感情であり、抑えるべき感情ではないということです。確かに生活する上で支障のあるような嫌い方は困りますが、何となく自然に嫌い合うことは大切であり必要だという考えには同感でした。

自分が全ての人を好きになれないのと同様に誰かから嫌われるのは当然のことです。しかし、多くの人はその事実が受け入れられず、自分では他人をいとも簡単な理由で嫌っておきながら、自分が嫌われることには過剰に反応します。

世の中には嫌われることを気にしない人もいますが、多くの人はなるべくであれば嫌われたくないと思っています。そうした心理を利用して色々なビジネスがあるもの事実です。

ただ、好く・好かれるだけが人生ではないということです。この本を読んで、人を嫌うこと・嫌われることによっても豊かで味わい深い人生になるという考え方にはカルチャーショックを受けました。

私自身は可能な限り好きな人や物に囲まれて暮らしていたいと思っていますが、著者が言うのはそれだけが人生ではないということなのでしょう。そうした境地に達するまでにはまだまだ勉強や鍛錬が足りないような気がしますが、いつかこの著者のような考え方になる日もくるのかもしれません。

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