ぺんぎんメモ

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時代が変わってもほとんど変わらないタテ社会

time 2017/06/28

実家の私物を片付けた際に多くの本を処分しましたが、処分せずに神奈川の自宅に持ち帰ったものの中に、繰り返し読んでいる中根千枝氏の本がありました。

この本は、1967年に発行されて以降2005年までに117刷もされているベストセラー本。日本社会の構造を具体的に説明していて、理解しやすく読みやすい本。読むたびに「そうそう」と頷いています。

また、日本社会の弱点をよく突いているとも思います。

特に、日本人、日本社会、日本の文化に国際性がない原因を、「論理より感情が優先し、それが重要な社会的機能をもっている」ことに依拠している点は、ハッとさせられます。

こういう点からも、日本でテレビ(特にワイドショー)を見るのは特に危険だと思うんですよね。感情に訴えかける戦法が、日本でいかに有効かをよく表していると思います。

学校教育でも、職場でも、地域社会、お店でも、日本人が2人以上の集まる場の多くは、論理よりも感情を優先させる傾向が強いと思います。

明確な決まりごとが存在しない組織が多いことも、組織において能力を持つ者よりも組織内の有力者やその近親者がひいきされるのも、感情優先社会だからだと思うのです。

また、いろんな場所で見かけるクレーマーが減らないのも、クレーマーの感情を優先させてしまう社会風土があるからだと思います。

感情ではなく論理を優先させる社会になれば、随分マシな社会になると思いますが、たぶん日本では難しい気がします。いまだに年配男性中心社会だし、村社会だし、協調性優先社会だからです。

とはいえ、海外は感情より論理を優先する社会が多いですから、そんな社会で暮らせば感情から解放されて、人によっては相当ラクに感じるかもしれません。

とりあえず、日本人の関係構造を知るのにこの本はオススメです。

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ぺんぎん

神奈川県在住、夫と2人暮らしの30代。何気ない日常・旅の光景や価値観の記録。香川県への移住&早期リタイアを目指して地道に活動中。

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