沖縄平和祈念資料館へ行き、自分のふがいなさを感じた

沖縄平和祈念公園内にある、沖縄平和祈念資料館。戦争の傷跡を生生しく伝えるこの建物は、館内展示内容とは裏腹に青空と相まってその美しさが印象的でした。

が、残酷な運命にさらされた沖縄の人々のことを考えると言葉が出ませんし、こうした資料館内の展示を見ると辛く苦しく暗い気持ちになります。

しかしそれよりも私が感じたのは、そんな悲惨すぎる歴史を沖縄の人々に背負わせながら、今もなお島のほとんどを危険な米軍基地に侵されている沖縄に対し、何もできない自分に対するふがいなさでした。

耳と頭がおかしくなる騒音を撒き散らす戦闘機の低空飛行、米軍人による事件・事故を一切捜査できない日本の警察、裁けない司法、そんな状況と隣り合わせの生活を沖縄の人々に何十年と課している日本政府…

それは、沖縄本島の人々だけでなく宮古島や八重島の人々にも影響があるでしょう。

琉球時代から人頭税など過酷な税金の取り立てが、数百年間にわたって行われていた(薩摩藩から琉球王国に重税が課されていたため)宮古島や八重島では、戦争時はより過酷な生活だったそうですから…

日本本土と沖縄の関係が当時から変わらないように、沖縄本島と周囲の島々の関係性も根本的には変わっていないのかもしれません。

そんな多くの悲惨極まりない歴史がありますが、二度と繰り返さないように、自分なりにできる行動を続けていくしかないと改めて思いました。