ぺんぎんメモ

sponsored link

『7つの習慣』は精神を病む人を増やすだけかも

time 2017/03/28

学生時代に読んだ『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)。

当時は、就活セミナーなるものが大流行していて、そのセミナーで知った本でした。今でも持っていたのは、当時の私に影響を与えた本だったからだと思います。

セミナーを実施していた会社は倒産してしまったようですが、今考えると恐ろしい思想を植え付けるセミナーだったなあと思います。

「他人を変えたいなら、まず自分を変えるべき」とか「自分が亡くなった時、周囲からどう思われたいかを考えて人生の目標を考える」とか。

もちろん、本には納得できる内容もバランスよく?盛り込まれていたため、普通に読んでいれば「非常に為になる啓発本だなあ」くらいにしか思わないでしょう。

しかしながら、無理やり自分を変えたらそれまでの自分は無くなる訳ですから、不安定な人格が形成されると思います。

また、周囲にどう思われたいかを考えて生きれば死ぬ前に絶対に後悔すると思います。

他人の評価や世間体を気にして自分のしたいことをしないなんて、生きているのに命を無駄に使っているとしか思えません。人の命を何だと思っているんでしょうね。

自分がしたいことをやって生きるのがいかに大切か(法に触れない範囲で)、を完全に無視した考え方ではないでしょうか?

そんなおかしな思想が社会に蔓延すると、ブラック企業や奴隷労働者が自然に増えることになるのではないかと心配になってきます。奴隷的に扱われていても気付けなくなり、搾取されていることすら分からなくなる気がします…。

「確かに周囲の状況を変えるために自分の言動や行動を変える」という考え方は、ある意味正しいのかもしれません。けれど、それが行き過ぎると本人の人格を破壊してしまうことになると思います。

それよりも重要なのでは「周囲の状況を変えたい」と思った原因です。自分に原因がある場合もあると思いますが、周囲の状況に原因がある場合もあるでしょう。

そうした場合は、自分よりも環境を変える必要があるのではないでしょうか?

また、社会や他者に貢献すること=利他の心は、非常に大事だと思います。それは疑いません。

でも、それは自分が満たされて幸せになってからすれば良いことであって、十分に自己確立されていない・目標も定まっていない時から無理やりその思想を持つことを強制されることはおかしいですし、そのままいけばどこかで破綻するように思います。

「物事には順番がある」

と、どこかの本で読みました。

他人に強制するような思想は、おかしな方向へ人を導く可能性が高いのではないでしょうか?そんなわけで、自己啓発系のベストセラー本にはどうも用心深くなってしまいました。

とはいえ、まだ捨てられずにいる弱い私です…。

down

コメントする




CAPTCHA


ご挨拶



アーカイブ

免責事項

当サイトの文章・画像・デザインの無断転載は固くお断りいたします。いかなる損害が発生しても当サイトは賠償責任を負いません。