歩き疲れたローマ観光、ナヴォーナ広場から歩いて真実の口

『ローマの休日』でも有名な「真実の口」は、地図で見ると「フォロ・ロマーノ」のすぐ裏手にあります。

が、旅程上「ナヴォーナ広場」から歩くことにしたために、かなりの距離を歩くことになり(バスやタクシーは、スリやぼったくりが怖かった)、ものすごく疲れました…

心底乗りたかったバスが目の前を通りすぎてゆくつらさ…

実際、行く途中にフォロ・ロマーノを見かけました。午前中に来たのに、もはや懐かしささえ感じます(笑)

噴水と神殿がある場所は「真実の口広場」と呼ばれているそうです。

噴水の左側にあるのが「エルコレ・ヴィンチィトーレ神殿」、噴水の奥にあるのが「ポルトゥーノ神殿」です。

エルコレ・ヴィンチィトーレ神殿は20本の円柱に囲まれた円形の神殿、ポルトゥヌス神殿は正面に4本の円柱がある四角い神殿だそうです。

ローマの噴水、というか奴隷制を採用していた歴史のある国の噴水は、どれも奴隷がモチーフになっていて見ていて気分が悪くなります。

真実の口がある「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」が見えてきました。

遠目でも並んでいるのが分かります…このときは団体客もいたために、暑い中かなりの時間待つことになってしまいました。

ちなみに到着したのは午後16時くらいだったと思いますが、たぶん1時間くらい待ちました。

並んでいる途中、さらに後ろに並んでいる方々が閉会的な意味合いで返されていました…

開会時間が日没までとガイドブックに載っていたので、ギリギリに行くと見られないこともあるようです。

この教会の廊下に飾られている大理石が「真実の口」で、古代ローマではマンホールの蓋だったらしい(笑)

ちなみに、係員がいてどんどん観光客をさばいていくので、シャッターチャンスが短かったです…でも、しっかり触れられて良かった!

真実の口を後にして、チルコ・マッシモ駅まで歩きました。

暑い中かなりの距離を歩いてきているので、少しの距離でもかなり体に堪えます…

駅まで歩いている途中、左手に古代ローマ遺跡の「チルコ・マッシモ」(古代の円形競技場跡)を見かけました。約15万人を収容できたというだけあって、ものすごい広さで、戦車競争や運動競技が行われていた場所というのも納得しました。

歩いていると、正面に国連食糧農業機関(FAO)がありました。帰宅後にそれと知りましたが、かなり大きな建物でした。ローマに本部があるんですね。

歩いていれば何かしらの有名な建造物に出会えるローマ市内。

チルコ・マッシモ駅から、宿のあるテルミニ駅へ戻ります。

暑い中1日中よく歩いて、疲れ果てました。暑い時期に歩きのローマ観光は本当に大変です。

とはいえ、刺激的なローマ観光ができ大満足の1日でもありました!