「何で働かないの?」と訊かれても気にしない

これは私がではなく、田舎に住んでいる母が聞かれたことなのですが…

生き方は個人の自由で他人に介入されることではないのに、いかにも日本的だなぁと苦笑してしまいました。

他人の人生に平気で介入し、世間一般人や自分と同じように苦労しろと圧力をかける悪習です。

ちなみに、母は義父母の介護を終えると同時に夫を亡くし、それまで数十年続けてきた仕事を辞めてリタイア?生活に入りました。

その際、地域の人に何度も言われたのがタイトルの言葉。

言われても言い返さない母は、周囲と軋轢を立てないように、と毎回上手くかわしていたみたいですが……しつこく何度も聞いてくる人もいたらしく、対応に疲れてしまったようでした。

が、当たり前ですが人それぞれ働かない事情・理由があるわけです。

相手も興味本位で聞いていることが多いので気にせず受け流すのが1番ですが、中にはしつこく聞いてくる人もいるんですよね…

おそらくその理由は、

  1. 働かないという生き方を受け入れることが、働いている自分の生き方を否定するように感じるから
  2. 働かなくても生きていけることに対する嫉妬があるから
  3. 働くことが普通、常識、当たり前、国民の義務だと思っているから
  4. そういう発言をする人自身が、同じように言われて生きてきたから

というような感じかと思います。

理由はどうあれ、母に「何で働かないの?」としつこく訊いてきた人々の大半は、自分の好きに生きられなかった人だと思っています。

人生を自分の好きに生きていたら、他人にそんなことを聞く時間さえもったいないですからね。

それゆえ「何で働かないの?」と訊かれても気にせず、「色々やることがあるんですよ~」と流すのが1番かなと思っています。

それが本心なのですが、何度もしつこく聞いてくる人はその回答では納得しないことが多いので、「人生いつ終わるか分からないので、やりたいことをやることにしたんです」などとハッキリ言うのもいい気がします。

そういう自分も、他人に同じような発言をしない人生を送りたいです。