義母の話し相手と化す訪問販売員

義母が亡くなる半年前まで、義母の自宅にはときどき訪問販売員が来ていたと夫から聞きました。

おそらく、高齢者が1人で在宅という情報をどこからか聞きつけて来たのだと思いますが、あいにく現代の高齢者の多くは適当な話し相手を渇望中。

義母ももちろん該当者で、たまに訪ねてくる販売員が格好の話し相手だったみたいです。

薬や化粧品、新聞、牛乳、健康器具など後々夫から聞いた話によると、それはそれは多くの訪問販売があったらしい。

そんな訳で、毎回訪問販売員は義母の餌食となり、買わない客相手に2時間以上も拘束されるという苦行を味わう羽目に……可哀想。

とはいえ、訪問宅を事前にリサーチして、需要と購買意欲が高そうな宅を選ぶのでしょうから、ちょっとお粗末な気もします。

それとも過去に義母が何か高額商品でも買ったのかな?

どちらによ、ネット世代がどんどん増加しているので、今後そんな訪問販売は徐々に廃れていくはず。

でも高齢になると訪問自体が嬉しくなって、義母のように嬉々と迎え入れてしまうのかも?

そして、義母のように何時間も拘束してしまうのかもしれません。