教科書に載らない人が真にスゴイ人

世の中で1番尊敬している人は誰か?と問われたら、迷わず「児玉源太郎さん」と答えます。

それは、彼が部下のため・家族のため・日本社会の未来のために、私欲を持たずに行動し続けた有能な人物だったからです(明治時代の偉人で好きな5人)。

児玉源太郎さんは明治時代、その能力を如何なく発揮し、日本社会および台湾社会の発展に尽力した人。彼は軍人でしたが、軍事力を嫌い出世にも興味がなく、ただ日本社会を守るために生きた人でした。

50代で亡くなってしまった児玉さんですが、もし彼があと数十年生きていたら歴史は大きく変わっていたでしょうし、彼が総理大臣になっていたら日本は全く違った社会を築いていたと思います。

タラレバの話をしても仕方ないのですが、それほど有能で人徳のある素晴らしい人物でした。

ゆえに、同時代に生きていた人で児玉源太郎さんを知らない人はいなかったことでしょう。多磨霊園に児玉源太郎さんと奥様のマツさんのお墓がありますが、同霊園にある山本五十六さんと東郷平八郎さんの巨大なお墓に比べると、隅の方にこじんまりとある感じです。

児玉源太郎さんは、ほとんどの教科書には載っていない人物なので知らない人も多いと思いますが、それは存在が一般的になると、現日本政府にとって都合が悪いからと個人的に思っています。

教科書やお札などに掲載される人物の多くは明治~現代政府に多大な利益をもたらした人であり、その人物の実態を知れば???と思ってしまうことも多々…

都合の良い歴史しか後世には伝えない・記憶に残さないというのは、多くの国で行われていることですが、そういう意味で真に伝えるべき・記憶に残すべき人物は教科書に載っていないのかなと判断・認識しています。

それゆえ、ほとんどの教科書に載っていない児玉源太郎さんは真にスゴイ人だと思っています。