ダイエーがオーガニック食品を取り扱い始めた

最近ダイエーの食品売場へ行ったら、所々でオーガニック食品やアレルギーフリー食品が売られていました。

見かけたのは、オーガニックの野菜や調味料、お菓子、豆乳のほか、有機スープ、グルテンフリー麺やパン、ショートニング・マーガリン・イーストフード・乳化剤不使用のパンなどです。

例えば、こちらはベルギー産のオーガニックビスケット。お菓子類は他にイタリア産のウエハースやポテトチップスなどがありました。私が行った店舗には、近くにオーガニックのパンケーキミックスやメープルシロップもありました。

ダイエーにこうしたオーガニック食品が扱われ始めたのは、どうやらイオンが2020 年までにオーガニック品目数を100に増やす方針によるようです。ただ、現時点でオーガニックの割合は全体の5%程度なので、今後の取り組みに期待したいところ。

こちらはオリーブオイルを使用し、マーガリン・ショートニング・イーストフード不使用のロールパン。このシリーズには他に、乳化剤不使用の食パンがありました。

砂糖が多いのは気になりますが、豆乳を使用していて添加物が少ないのは嬉しいです。

オーガニック食品は通常商品よりも価格が若干高めですが、そこまで高いわけではないので意外に売れているみたい。写真左は有機大豆を100%使用したオーガニックの成分無調整豆乳で、右はオーガニックミューズリーです。

これはレトルトの有機スープ。

リトアニア産のためか香りは独特でしたが、味は美味しかったです。ケチャップを加えると食べやすいかもしれません。

全粒粉パスタやグルテンフリーパスタなどには、かなりの売場スペースが割かれていました。

長年、残留農薬による体への悪影響が指摘されていますが、日本は残留農薬に対する認識が甘すぎるため、世界と逆行して残留農薬基準値を大幅に緩和するなど、いまだに多くの庶民が犠牲になっている状況です。

結果、他国では売れない危険な農薬を大量に買わされている日本ですが、それがJA経由で日本各地にばらまかれている現実には、怒り以外に虚しさも感じます。

農薬が染み込んでいる農産物はしっかり洗って食べても、様々な健康被害リスクがあります。

もちろんオーガニック食品や有機食品であっても、遺伝子組み換え食品や放射能汚染食品である可能性もあるので注意が必要です。

また、オーガニック野菜を買えるのは嬉しいことですが、安全な産地のものばかりではないため、手放しで喜ぶことはできません。

とはいえ、徐々にオーガニック食品が増えていけば、比例して良質な品も増えていくかもしれないので、今後もそれを期待して買い続けたいと思います。