自然災害時の【体育館+段ボール避難所】の代替案、自分を守るには自然災害の少ない土地に住むしかないのかも

日本では、自然災害時における被災者への対応は1960年代からほぼ変わっておらず、毎度のように体育館+段ボールの避難所生活が待ち受けています…

自然災害大国にもかかわらず、60年間変わらないこの避難所形態。

もちろん改善された点はありますが、大きな枠組みが変わらないので、そこで犠牲になる子どもや女性の立場も変わっていません。

それはさておき、私が生まれてから約30年の間に起こった大規模な自然災害には、阪神大震災、新潟中越地震、東日本大震災、熊本・大分地震、西日本豪雨があります。

その中で自分自身が被災者になったり、ボランティアとして現地に入ったりして毎回考えたことが、避難所の代替方法はないのか?ということです。

今年イタリアで地震が発生した際、イタリア政府が現地ホテルをすぐさま借り上げ、被災者に提供したことが話題になりました。

プライベート空間は確保されるし、何より子どもや女性に危険が少ない。

しかもホテル側も打撃を受けているので、税金で補填されて助かるのでは、と日本も学ぶ点があると思いました。

が、どうやらその後のイタリアにおける対応は芳しくないようで、、、仮設住宅の設置率は1年経っても23%止まり。

結果、仮設住宅に入れる人もごくわずかで復興には時間がかかっている模様…イタリアの国家財政はめちゃくちゃなので、被災地復興のための財源が乏しいのかもしれません(詳細は不明)。

とはいえ、プライベート空間を確保できる点や子どもや女性の安全が確保しやすい点においては、現日本の避難所には不足している点なので取り入れる必要性を感じています。

でもだからといって、日本のようなほぼ山岳地帯の国で、住民全員を包括できるほどのホテルや旅館などはない場合がほとんどなので、

イタリアの初期対応をそのままマネすることはできないと思います。

ただ、ストレスフルな状況では弱者にしわ寄せがいきやすくなりますから、そうならない環境整備が不可欠。

私が考える理想的な避難所条件は、

  • 体育館+段ボールではない避難所(寒いし暑いため)
  • 各地域に(田舎にも)ありそうなハコモノ
  • プライベート空間が確保される(鍵付き)
  • 大人数を収容できる
  • 酷暑と酷寒に対応できる
  • 衛生的

であること。

体育館+段ボール+テント+寝袋案もありますが、それだと酷暑と酷寒には対応できないので、長期生活には不向き…しかも子どもと女性にとって安全性が低そう。

だいたい精神的に参っている時に肉体的疲労が重なると、元に戻るまで相当の時間がかかりますから、肉体疲労が溜まりにくい環境整備も求められます。

そう考えると、なかなか良い案が思いつきません、、、

しかも感情的社会である日本では、他国では考えられないような好き勝手なことを言う人もいますし、、、

とはいえ、自然災害大国だと分かりきっているのですから、不要な分野への税金投入を止めて、

自然災害対策費として毎年積み立てるなどマトモな予算編成を行い、次の自然災害に備えるべきです。

でもそうできていない現実を見ると、地域ごとに自然災害に対する固定観念が異なっていて、現場は新たな対策を建てるのさえ難しい状況なのかも…

となると、庶民として自分の生活を守るためには、自然災害が少ない土地へ住むしかないのかもしれません。

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