公的教育費の対GDP比率で痛感する日本の公教育費の少なさ

最近知ったグローバルノートというサイトで、世界各国の公的教育費の対GDP比率が載っていたのでご紹介したいと思います。

これを見ると、日本は148ヵ国中105位で、GDPの大きさの割に公的教育費をかけていないことが分かります。日本は教育に税金を投入しない国なんですね…

だから公立学校は軍隊教育のままだし、教師の労働環境も改善されないし、大学レベルも上がらないし、良い研究者は海外へ出るし、国民のレベルも上がらないんでしょうね…

ランキング上位には北欧諸国が多いです。確かに、北欧の大学は授業料が安かったりかからなかったりしますもんね。

教育の重要性を国としてきちんと認識できているだけでなく、教育面への公的投資が後々さまざまな分野で回収できている結果なのかもしれません。

1 ミクロネシア連邦 12.46 1
2 グレナダ 10.29
3 アイスランド 7.76 3
4 スウェーデン 7.68 2
5 ノルウェー 7.68 2
6 デンマーク 7.63 2
7 ジンバブエ 7.53 2
8 東ティモール 7.50 2
9 ブータン 7.39 1
10 ボリビア 7.29 2
11 マルタ 7.25 2
12 フィンランド 7.15 2
13 エスワティニ(スワジランド) 7.13 2
14 セネガル 7.11 1
15 コスタリカ 7.06
16 ベリーズ 6.71 1
17 モルドバ 6.71
18 チュニジア 6.60 1
19 ベルギー 6.60 2
20 モザンビーク 6.48 3
21 アルバ 6.48 1
22 ニュージーランド 6.34 1
23 英領ヴァージン諸島 6.32 1
24 ガーナ 6.16 2
25 オマーン 6.16
26 キプロス 6.12 2
27 プエルトリコ 6.03 2
28 ニジェール 6.02 1
29 キルギス 5.99 1
30 ブラジル 5.95 2
31 南アフリカ 5.94
32 アルゼンチン 5.88 1
33 ウクライナ 5.87 2
34 ホンジュラス 5.87 3
35 セントビンセント・グレナディーン 5.78
36 イスラエル 5.74 2
37 パレスチナ 5.73
38 セントルシア 5.71
39 ベトナム 5.65 3
40 イギリス 5.63 1
41 バヌアツ 5.55 1
42 オランダ 5.53 2
43 フランス 5.52 2
44 エストニア 5.48 2
45 オーストリア 5.45 2
46 カーボヴェルデ 5.44
47 ブルンジ 5.41 3
48 メキシコ 5.33 2
49 ジャマイカ 5.32
50 スロベニア 5.29 2
51 ケニア 5.27 1
52 ラトビア 5.27 2
53 タジキスタン 5.23 1
54 オーストラリア 5.19 2
55 モンゴル 5.18
56 ポルトガル 5.12 2
57 バルバドス 5.09
58 韓国 5.07 1
59 スイス 5.05 2
60 トーゴ 5.05
61 モーリシャス 5.01
62 エクアドル 5.00 1
63 米国 4.99 2
64 ベラルーシ 4.98
65 パラグアイ 4.96 4
66 ドイツ 4.93 2
67 キュラソー 4.93 3
68 ポーランド 4.91 2
69 チリ 4.90 1
70 アイルランド 4.89 2
71 コートジボワール 4.83 1
72 マレーシア 4.83
73 マラウイ 4.75
74 クック諸島 4.65
75 スロバキア 4.65 1
76 ハンガリー 4.63 2
77 クロアチア 4.59 3
78 エチオピア 4.50 3
79 リトアニア 4.49 2
80 コロンビア 4.48
81 ブルネイ 4.43
82 トルコ 4.37 2
83 ベナン 4.36 1
84 コモロ 4.34 1
85 スペイン 4.28 2
86 モルディブ 4.25
87 ブルキナファソ 4.17 1
88 タイ 4.12 3
89 サモア 4.08
90 イタリア 4.08 2
91 ブルガリア 4.06 3
92 セルビア 4.04 1
93 チェコ 3.99 2
94 ルクセンブルク 3.99 2
95 ヨルダン 3.90
96 フィジー 3.88 3
97 インド 3.84 3
98 ペルー 3.81
99 マリ 3.80 1
100 ロシア 3.79 4
101 ジョージア(グルジア) 3.78
102 サントメ・プリンシペ 3.75 2
103 ネパール 3.70 1
104 カタール 3.61 2
105 日本 3.59 2
106 インドネシア 3.58 1
107 ルワンダ 3.55
108 スリランカ 3.49
109 タンザニア 3.48 2
110 アルバニア 3.45 1
111 エルサルバドル 3.45
112 ドミニカ 3.39 1
113 イラン 3.37
114 香港 3.29
116 タークス・カイコス諸島 3.27 1
117 アフガニスタン 3.24 1
118 ガイアナ 3.18 4
119 ルーマニア 3.13 2
120 トルクメニスタン 3.05 4
121 マカオ 2.98 1
122 カザフスタン 2.98
123 アゼルバイジャン 2.95 1
124 ラオス 2.94 2
125 シンガポール 2.91 3
126 シエラレオネ 2.91
127 チャド 2.85 3
128 グアテマラ 2.83
129 ガンビア 2.78 3
130 セントクリストファー・ネイビス 2.78 1
131 カメルーン 2.77 3
132 リベリア 2.76 4
133 アルメニア 2.75
134 ガボン 2.67 2
135 バーレーン 2.66
136 モーリタニア 2.63
137 バングラデシュ 2.50
138 パキスタン 2.49
139 レバノン 2.48 3
140 ギニア 2.42 2
141 コンゴ民主共和国 2.29 1
142 ウガンダ 2.25 2
143 ギニアビサウ 2.13 3
144 マダガスカル 2.08 3
145 カンボジア 1.90 2
146 南スーダン 1.81
147 バミューダ 1.69 1
148 モナコ 1.37
  • 注)
  • 1:前年のデータ
  • 2:2年前のデータ
  • 3:3年前ののデータ
  • 4:4年前ののデータ

・世界の公的教育支出・教育費の対GDP比率 国別比較統計・ランキング。
・各国の公的教育費に対するGDP比率と国別順位を掲載。
・単位は%。
・公的教育支出は公的機関における教育上の全ての支出を含み、中央政府・地方政府・地方自治体・市町村及び教育関係機関での教育に関する全ての支出を含む。
・ランキング表示では当年のデータが無い場合、過去のデータで補完表示している(注記あり)

日本が公的教育費を十分かけられないのは、人口が多いのにGDPが少ないこと(生産性低い産業が活性化)、少子高齢化で他費用がかさんでいること(年金財源や社会保障費)、軍事費関連にかけ過ぎていること以外に、あらゆる形で外国へ上納していることが考えられます…アメリカとか。

確かに、成長産業を始めとして生産性は低いし、国内は超高齢化まっしぐらだし、日本の周囲には危険な国々がひしめきあっています…

が、公立教育の質が低い現状では、軍隊教育そのままに、企業の奴隷・社畜となる人が増えるだけで、新たな産業や国家としての発展・成長が生まれにくくなる気がします。

ゆえに、軍事費用や他国への上納金を減らして公的教育費へ回し、各教育環境が大幅に改善されることを期待しています…