ぺんぎんメモ

元箱根~三島スカイウォーク休憩所の10.5kmを歩いた②【東海道を歩く】

time 2018/12/05

前回からの続きです。日本橋から103km地点を通過していきます。もはや私達にとっては意味を成さない標識ですが、毎回ちょっと気になります。

ここまで来ると、きちんとした歩道は片側だけに。とはいえ、車の通りが少なく白線の内側が広いので、このまま左側を歩き続けます。

よく手入れされた杉の木を横目に黙々と歩いていきます。

手前にも。夫は木に関するアレコレを語れるまでに回復。

再び、三島宿と山中城跡へ続く旧街道がありましたが…う~ん、やっぱり見た感じ歩きにくそう。

ちなみに山中城とは、1560年代に小田原城を守る城として後北条氏により創築された城ですが、一般的なお城と違って土塁と堀で構成されており、天守閣と石垣がありません。そんな山中城は1590年、天下統一を目指す豊臣秀吉の大軍の前に、わずか半日で落城してしまったために悲劇の城と呼ばれています。

これまで歩きにくそうな旧街道ばかりだったので、常に1号線の迂回路を歩いてきました。が、ここ接待茶屋跡付近の旧街道は歩きやすそうな雰囲気。しかも、1号線を大幅にショートカットできそうなことから、ここは旧街道を選択。

箱根山中における接待の歴史は古く、江戸時代中期に箱根山金剛院別当が、箱根山を往来する者の苦難を救うため、無料で食べ物や焚き火を施したのが始まりとなっています。その後一旦途絶えますが、1824年江戸の豪商加勢屋与兵衛が再興します。が、明治維新により再び中断。

1879年に八石性理教会によって再スタート後、教会の衰退とともに鈴木家に引き継がれ、その後3代に渡って1970年までの約90年間、箱根を往来する人馬の救済にあたったとのこと。そこで接待茶屋の歴史は幕を閉じています。

目論見通り、この旧街道は石畳がなく歩きやすいです。でも雨だと滑りそう…

少し歩くと「かぶと石」と呼ばれる巨石も。

途中、施行平展望台方面へ行く道と分かれていました。この辺りから徐々に、木の根が浮き彫りになっていたりして歩きにくくなります。

そんな道を歩いていると、竹やぶにくぼみが。中に建っていたのは、「明治天皇御小休止跡」の石柱。

12時近くになり、丁度良く塚のような場所があったのでそこで昼食を摂りました。かなり静かで誰も歩いていないので、1人だったら怖くて食事なんて絶対摂れない場所。その後、歩き始めると石畳が出現…

そして、ちょっと幻想的なトンネルなんかもありました。

写真では分かりにくくて残念ですが、これらの道はほぼ下り道のため、滑りそうになったり石畳や小石に足を取られそうになったりして、気を付けながら歩くと結構足腰にくる道なのです…

そんな歩きにくい(江戸時代よりはマシ)旧街道を堪能した後に現れたのが、念仏石。東海道歩きの行き倒れの中でも、特にこの箱根峠は厳しかったはず。

そんな箱根旧街道の険しさを物語るかのように、標柱も転げてます…お疲れ様です。

結局、旧街道は当分勘弁という気持ちになって元の1号線に戻ります。やっぱり静岡県の1号線は歩きやすい。

そんな快適1号線を歩いていると、三島市に突入。

おぉ、三島大社や楽寿園への案内標識が出てる。先が見えると元気も出ます。しかも道路が立派で歩きやすい。いいぞ、静岡県!

山中城1号トンネルという真新しいトンネルまでありました。すごいぞ、静岡県!

日本橋から108km地点を通過。日差しがポカポカ暖かい。

ちなみに、途中お手洗いは簡易用のものしかなかったので、前回も書いた通り「道の駅 箱根峠」で済ませておくことをお勧めします。

山中城2号トンネル。公共事業が活発な静岡県。土地が広くて潤沢な財力がある証です。

そんな懐事情はさておき、季節柄ススキがあちこちに見えて風流です。

また旧街道への誘い。でも今回は修復工事中の看板。元箱根からの道で何度かこの看板を見かけましたが、今が1番修復に適した季節なのかな?

道端で出会った、いかにも健康で善人そうな地元のおじいさんに勧められ、「菊池千本槍の碑」という石碑の説明書を読む。

それによると1335年、この付近であった水呑峠の合戦で、後醍醐天皇の命を受けた先鋒菊池肥後守武重の一千余の兵は、槍の原型となる竹竿の先に短刀を括り付けた武器で足利勢に大勝利した。九州へ帰国後、武重は刀工延壽に槍を作らせ、後にこれが菊池千本槍と呼ばれたという。夫によると、「菊池」さんという姓は九州の熊本が発祥とのこと。

芭蕉の歌が書かれた巨大石碑もありました。「霧しぐれ 富士を見ぬ日ぞ 面白き」(今日は霧が深くかかり、草庵から何度も眺めたあの富士山が見られない。が、こうして霧の中の富士を思い描くというのも一興だ)

山中新田を通過し、バイパス建設の工事現場や見晴学園を通過しながら、下り道をさらに下っていきます。

右手にずっと見えていた三島スカイウォークが目前に。全長400mの吊り橋からは富士山が拝めるということで、三島スカイウォーク休憩所は大混雑。ここでお手洗いを済ませるとともに、タイミング良くバスも来る感じだったので、疲れ果てた夫は帰宅宣言。

休憩所では、地元産の野菜や果物も売っていたり、カフェやイートインスペースなどもあったり、スカイウォーク以外にも賑わっているようでした。

ここからバスに乗って箱根町港へ(約15分・600円)。次回は元箱根港からここまで来ることになります。

箱根町港からは急行・箱根湯本駅行バスに乗って帰りました(960円)。

今回の東海道歩きは、箱根湯本から元箱根までの道とは違い、東海道歩きの人と全く出会わず、山中の旧街道を歩いている時は「1人だったら歩きたくないな」と思う場所もしばしばでした。

標高のために夫が箱根峠付近で体調不良となりましたが、下り道で標高が下がってくると何とか持ち直し、結果三島スカイウォークまで歩けました。とはいえ、大事をとって今回はここまで。

それでも山歩きの10kmは身体に堪えます。今回のコースは下り道メインだったので気持ち的にはラクでしたが、想像以上に足腰にきてしまい翌日以降に筋肉痛になりました…

次回、また三島ウォークから出発です。

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