ぺんぎんメモ

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日本人の睡眠時間が短い理由がエグい

time 2016/07/01

日本人女性の睡眠時間は、OECD各国の中でもワースト2位と世界的に見てかなり短い(1位は韓国)のだそうです。

しかし、メディアや御用学者は睡眠は6時間が理想だと発言していたり、芸能人を中心に睡眠時間は短い方が良いとする風潮が目立ちます。しかし睡眠は疲労回復のために不可欠であり、思考の整理を進ませるためにも必要なものです。

 

推進される短時間睡眠

以前、某女性アーティスト同士の対談番組で、出演していた2人の女性アーティストが自分の睡眠時間がいかに短いかを誇らしげに語り、スタジオに来ていた8時間睡眠の聴衆を馬鹿にしていたシーンがありました。

こうした内容が放送されることは、テレビやマスコミなどの大手メディア業界で、短時間睡眠がいかにすごいことか・尊敬されるに値することか、を植え付けたい意図があるのだと思います。同時に、国民が短時間睡眠になることで得をする業界があることも示唆しています。

しかし、日本は世界的に見て既に短い睡眠時間であるにもかかわらず、なぜここまで短時間睡眠が称賛されているのでしょうか?

短時間睡眠は危険

睡眠時間が短すぎると、インスリンの作用を受ける細胞の感受性が悪くなるインスリン抵抗性が引き起こされ、糖尿病の危険を高めることを示した研究があります。

インスリン抵抗性は高血圧や動脈硬化の進行とも関わりがあるそうで、睡眠時間が短い夜がたった1日でもあるとインスリン抵抗性が起こりやすくなるというのです。つまり、睡眠時間が短かいと糖尿病にかかりやすくなるというわけです。

オランダのライデン大学メディカルセンターの研究者によって行われたこの研究は、米国内分泌学会が発行する医学誌「Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」オンライ版に発表されています。

研究者らは、ボランティアとして参加した健康な人9人と1型糖尿病患者7人を対象に、睡眠時間が4時間の時と8時間の時とで比較し、インスリン抵抗性をグルコースクランプ検査で評価したとされます。

その結果、睡眠時間が4時間の場合は、インスリン感受性が20~25%低下することが示されました。

インスリン感受性が低下すると、肝臓での糖の産生や、血液中の糖の筋肉などへの取り込みに悪影響が出るほか、血糖値が正常であっても睡眠不足がインスリン感受性に悪影響をもたらす可能性があるというのです。

短時間睡眠は寿命を縮める

米国睡眠学会(APSS)が発行する医学誌「SLEEP(睡眠)」で発表された、英国のウォリック大学とイタリアのフェデリコ2世大学の共同で行った研究では、睡眠時間が1日6時間に満たない人は6~8時間の睡眠をとる人に比べ、早く亡くなる確率が12%高くなるという結果が報告されました。

研究では、英国、米国、欧州、東アジアの諸国で実施され約138万人の10年間にわたるデータを解析し、11万件以上の亡くなった人と習慣的な睡眠時間との関連を調べました。

その結果、睡眠時間が1日6時間に満たない人は早く亡くなる確率が12%高くなり、6~8時間とっている人ではこの傾向はみられなかった結果となったのです。

ウォリック大学のFrancesco Cappuccio教授は、「睡眠時間が短い人では肥満や高血圧、高コレステロール、2型糖尿病が多い傾向がある」と指摘しています。

また、睡眠時無呼吸症候群、心疾患、2型糖尿病の発症との関連も報告されていて、Cappuccio教授は「健康に良いのは1晩に6~8時間眠ることだ。睡眠障害は生活習慣や環境と同じように危険因子となりうる。」と述べています。

睡眠不足は購買意欲を増進

こうした病気になるリスクがあるにも関わらず、テレビで睡眠時間の短さを強調するのは、スポンサーである製薬会社や食品会社からの圧力がかかっていると考えられます。

私自身も経験がありますが、睡眠不足の日は甘いモノが無性に食べたくなったり、判断力が鈍りやすく衝動買いをしてしまったりすることが多いです。

先に述べた病気にかかりやすくさせることも含めて、少ない睡眠時間を求める社会では、きちんと睡眠時間を摂る社会よりも、脳を含めた身体が正常に機能しない可能性が高いため、医療や購買活動の点から経済効果が見込めるのではないかと思います。

ゆえに、少ない睡眠時間を推奨する風潮が依然として続いていると考えられます。

睡眠時間短縮の原因

しかし、単にそれだけが原因ではなく、社会の発展に伴って労働者の多くは長時間労働となり、睡眠時間の短縮を余儀なくされたことも大きいと思います。また過剰なストレスによって、眠れない、熟睡できなくなっていることもあると思います。

その結果、知らない間に健康状態の劣化に影響し、各個人の体・精神共に支障をきたす結果を生んでいる気がします。

特に日本人女性の睡眠時間の短さは、家事と仕事を両立している女性に過度な負担がかかっている結果ともいえます。そうした女性に負担が集中する根底には、男性の睡眠時間の短さ・日々の多忙さが影響していると考えられます。

睡眠時間は個人個人に合った時間を摂る必要があるため、短時間睡眠を推奨するようなメディア報道は信用しないほうが賢明です。他人に指摘されようとも、自分が日中気持ち良く過ごせるだけの睡眠時間をしっかり確保すると同時に、睡眠時間を十分に確保できる社会構造になることを切に願うばかりです。

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プロフィール

ぺんぎん

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夫と2人暮らしの30代。日常、旅、価値観の記録。移住、早期リタイア を目標に生活中。

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