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パリ美術館観光は観光客が少ない11月が最適「ルーブル美術館」

time 2017/01/10

パリには多くの美術館がありますが、その中でも特に有名なのが「ルーヴル美術館」。

ルーヴル美術館は、かつてフランス王家の宮殿であったルーヴル宮を美術館にしたもので、紀元前から19世紀頃までの美術作品を主に展示しています。

所蔵作品は30万点以上あり、最近では増え続けるコレクションを所蔵・展示するために、新たにルーブル美術館の別館も建設されました。

そうした世界最大級の美術館ゆえに、全て鑑賞するには1週間は必要だと思われます。ただ、作品の中には他国から略奪したものもあるようなので、年間来客数が世界1位でも・・・と思う部分はあります。

ルーブル美術館の入口は、チケットを正面入口(ガラスのピラミッド)で買って入るのが一般的なようですが、大抵混雑しています。それゆえ、「パリ美術館共通パス「パリミュージアムパス」」を事前に購入にしておき、ミュージアムパス専用入口から入るのがおすすめです。圧倒的にスムーズに入館できます。

美術館のガラスのピラミッドの真下は、インフォメーションやトイレがある広場になっていて、ここで館内図などをもらえます。迷ってしまう程広い館内ですが、とりあえず主要作品から鑑賞し、時間に余裕があれば館内図で観に行くのがおすすめです。

まずは、レオナルド ダ ヴィンチの「モナ・リザ」を観に行きましょう♪多くの人がモナリザに向かって歩いていくので、付いていけば見ることが出来ます。ちなみに、ルーブル美術館では、フラッシュなしの写真撮影は許可されているため、記念に撮影しておくのもいいと思います。

ひと際人だかりが出来ているのが、「モナ・リザ」です。

他の絵画とは異なり、2重強化ガラスなどの頑丈な防犯対策がなされています。

小さい絵であることとガラス越しのため、上手く撮れませんでしたが、非常に神秘的な絵でした。

至るところに作品が展示されているため、いっぺんに観ようとするとかなり疲れます。そのため、椅子などで休憩しながら、少しずつ見るのがお勧めです。

ルーヴル美術館には、二大美女と呼ばれる女性がいるといわれます。その1人は、先程観た「モナ・リザ」です。そして、もう1人がこの『グランド・オダリスク』に描かれている女性だそうです。

この絵画を描いたのは、ドミニク・アングルという画家で、1814年に完成させました。「オダリスク」とはトルコのハーレムのことで、91cm×162cmにも及ぶ大作なので「グランド」とつけられているそうです。滑らかな肌は、見る者を圧倒するほどで、“ルーヴルの美の化身”と呼ばれる傑作といわれます。

こちらは、1493年にアルブレヒト・デューラーによって描かれた「自画像、もしくはあざみを持った自画像」です。

この自画像は、ドイツにおける従弟修行の旅の晩年に当たる当時22歳の時に制作されました。画家が手にしたあざみは、自らの婚約者アグネス・フライへの夫婦の忠誠の証拠、もしくはキリストの受難(特に荊冠のとげ)の暗示と考えられています。

こちらは、フェルメール「レースを編む女」です。1670年頃に描かれた作品だそうですが、絵の題名は知らなくとも、見たことがある人が多い作品ではないでしょうか。

ルノワールは、ルーヴル美術館に1870年に収まったこの傑作を、同じくルーヴル所蔵のヴァトーの《シテール島の巡礼》と共に、世界で最も美しい絵画と称していたといいます。

小ブルジョワ階級に属すると思われる一人の若いレースを編む女が、身をかがめて、作業台の上で糸巻き、留めピン、糸を熱心に操っている様子が描かれています。オランダ文学や絵画の中で、幾度も扱われてきたレースを編む女の主題は、伝統的に、家事をする女性の美徳を描くものでした。前景に見受けられる小さな本は、確かに聖書であり、絵画の持つ道徳的かつ宗教的解釈を強調しているといわれています。

こちらは、ダニエル・セーヘルスドメニキーノの絵画に花飾りを描いた「愛の勝利と花飾り」です。
年代は特定されていないようですが、可愛らしい絵が印象的だったため、撮影しました。

こちらは、「トルコ風呂」という絵画で、「グランド・オダリスク」を描いたドミニク・アングルの1862年の作品です。

ドミニク・アングルは、裸婦のモティーフとオリエントのテーマを結びつけたハーレムの場面を描くことで、官能的な作品を生み出しました。18世紀初頭にイスタンブールで女性専用の浴場を訪れたモンターグ女侯爵が、その時の様子を記した書簡に想を得ているといわれています。

ジャック ルイ ダヴィッドの「ナポレオン1世の戴冠」です。同じ作者で、ヴェルサイユ宮殿にも類似絵画があります。どちらも巨大な圧倒される絵です。

この絵は、1804年、パリのノートルダム大聖堂にて行われたナポレオン・ボナパルトの「戴冠式」の様子を描いた歴史画です。冠を授けているのがナポレオンで、授けられているのが、妻ジョセフィーヌです。

「戴冠式」とは、新たに即位する皇帝が、ローマ教皇から「あなたを皇帝として認めます」と冠を授かる儀式のはずです。それゆえ、本来であれば、授けてもらう側のナポレオンがローマへ出向き、教皇を訪ねるところですが、ナポレオンはローマ教皇をパリまで呼び寄せたうえ、教皇から冠を授かるどころか、自分で自分の頭に冠を置きました。

それは、ジャック ルイ ダヴィッドが、自分で冠をかぶるナポレオン像を描いたことから事実だと分かっているのですが、教皇から奪った冠を自分で頭に載せる図は、あまりにも挑戦的・独裁的で、後世に残す絵画としてはふさわしくないだろうという判断のもとに、最終段階で修正され、ローマ教皇を背にした形の絵画となったそうです。

ベラスケスの「王女マルガリータ」です。

まだ写真のなかった時代のヨーロッパでは、王女たちは幼いころから絵のモデルになっていました。スペイン・ハプスブルク家の王フェリペ4世の長女マルガリータ(1651~1673)がそのひとりでしたが、15歳でマドリードからウィーンに嫁いで、オーストリア・ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝レオポルド2世の妻になり22歳の若さでこの世を去るまで、歴史に大きな足跡を残した女性ではありませんでした。

しかし、美術史上屈指の大画家ディエゴ・ベラスケスに少女時代の肖像画が描かれたために、後世の記憶に刻まれることになりました。彼女の肖像画はベラスケスひとりの描いたものばかりでなく、ベラスケス工房の制作によるものもあり、現在計7点が残っています。

ルーヴル美術館にあるこのマルガリータの肖像画は、3歳から4歳にかけてのもので、1番かわいいマルガリータ像であると言われています。この絵には、かの有名なルノワールも魅了されており、ルノワールの少女像の数々は、ベラスケスの模倣からはじまっているとも言われています。

これは、1855年にアリ・シェーフェルが描いた「パオロとフランチェスカ」です。

ラヴェンナ出身のグイード・ダ・ポレンタの娘であるフランチェスカは、政治的な理由で不具のジョヴァンニ・マラテスタに嫁いだのですが、義弟である美男のパオロと恋に落ちてしまいます。湖のラーンスロットとグィネヴィアの禁じられた恋の物語を読んで感動した2人は、接吻を交わしますがそれを目撃したジョヴァンニは、剣で2人を殺めます。

パオロが、ヴェールで顔を覆い、フランチェスカの悲痛な話に打ちのめされているのに対し、より脆いフランチェスカが、愛する者の絶望に苦しんでいることを告白し、心動かされる様子が描かれています。同時に、右側では詩人たちが影の中に佇んでいます。

作者不明のこの作品は、「ガブリエル・デストレとその姉妹ビヤール公爵夫人とみなされる肖像」という作品で、1594年頃に完成した絵といわれています。

描かれているモデルは、アンリ4世(1553-1610年)の寵妃ガブリエル・デストレ(1571-1599年)と、おそらく彼女の姉妹の一人であるヴィヤール公爵夫人、もしくはバラニー元帥夫人と考えられています。ガブリエル・デストレの右の乳房をつまむ、若い女性の愛情のこもった一風変わったしぐさは、ガブリエルがアンリ4世の私生児を懐妊したことを象徴しているという解釈が度々なされているそうです。

こちらは、紀元前古代ギリシア「ミロのヴィーナス」です。

1820年、キクラデス諸島の南西の島、メロス島(現代ギリシア語でミロ)で発見された作品で、紀元前2世紀末に作られたものではないかといわれています。主に2つの大理石のブロックで構成されたこの彫像は、別に加工された複数の部分によりできており、はめ込み部品の技術を使い、上半身、両脚、左腕、左足はなどは、縦はめ込みにより結合されているそうです。

紀元前古代ギリシア「サモトラケのニケ」です。

この作品は、1863年ハドリアノポリス(トルコ)のフランス副領事であった、シャルル・シャンポワゾが、エーゲ海北東にあるサモトラキ島で発掘したもので、紀元前190年頃に作られたものではないかと言われています。勝利の女神(ギリシア語でニケ)は、衣装をはためかす風の攻撃に耐える、船の船首に立つ羽を生やした女性の姿で表れています。

こちらは、ミケランジェロの「抵抗する奴隷」です。

同じくミケランジェロの「瀕死の奴隷」です。

上記ミケランジェロの2作品は、1505年から手掛けられた教皇ユリウス2世の墓の為に作られていた作品だったそうですが、ミケランジェロが制作を開始したのは1513年のことでした。教皇が亡くなり、経済的理由により計画が変更となったため、ミケランジェロがそれを贈ったロベルト・ストロッツィを通してフランスに入ったといわれています。

フランソワ・ジェラールの「プシュケとアモル」です。

1798年に作られたこの作品は、ヴィーナスの嫉妬を買ってしまうほどの美貌の持ち主であるプシュケに、女神の息子クピド、すなわちアモルが恋をし、神である恋人の姿を見ることが出来ないプシュケの額に、初めての接吻を捧げるアモルを描いています。驚き動揺したプシュケは、恥じらいながら露になった胸の上で両腕を組んでいる。こうして彼女の中で初めての恋心が生まれたのだそうです。

古代エジプト美術(ローマ統治時代のエジプト)で有名な作品で、紀元前1279~1213年に作られたとされる「ラメセス2世の巨像」があります。

この彫像では、ファラオが伝統的ポーズで表されており(立方体の形をした玉座に座り、両手を開いたまま腿の上に置き、正面に(破損している)コブラがついたネメス頭巾をかぶり、顎には付け髭をしている)、ベルトの留め金、玉座の背面や側面の全面には、ラメセス2世の名前と称号が刻まれています。

同じく古代エジプト美術に、「女性の肖像画、(通称)ヨーロッパの女性」(右側)があります。

紀元後120~130年に描かれたとされるこの「ミイラ肖像画」は、肖像画の女性が鑑賞者を直視せずに右側を見ている稀な姿が特徴的です。

赤紫の貫頭衣と黄色のコートを着用し、大きいエメラルドがはめ込まれた丸いブローチで留め、大きい真珠二個と、その間にはさまれた黒っぽい石から構成された耳飾が、突き出して尖った大きめな耳を飾っています。また三編みは、金の丸いヘアーピンで頭頂部に固定されている様子が描かれています。何故か親しみを感じてしまう肖像画でした。

壁や天井の至る所に絵画が敷き詰められており、見ても見ても終わりません。こうした装飾は、ルーブル宮だった当時の名残なのでしょう。

巨大な絵があちこちにあり、こちらのパワーを吸い取られそうなほどの存在感があります。館内には多くの係員がいますが、そのうちの1人と話す機会があって帰国後も連絡を取り合っていました。

日本には多くの問題があると話すと、彼もフランス国内にも多くの問題があると言っていました。ただ、彼自身が長いバカンスを利用して、アジア諸国を頻繁に旅しているようでその生き方に魅力を感じました。

話が脱線しましたが、こちらは、ティントレットの 「天国」という絵画の下絵で、1588年に描かれたもの。

本物の絵は、高さ7m、幅22mほどあり、約800人の人物像が描かれているそうです。1577年、ドゥカーレ宮殿は火災に遭い、1582年、1588年にもともとあった装飾画の損失に変わる作品を画家たちに競い合わせたそうです。結局、フレスコ画制作にヴェロネーゼとフランチェスコ・バッサーノが選ばれました。

しかし1588年、ヴェロネーゼの死でバッサーノとのコラボによるフレスコ画の開始は立ち消えとなってしまいます。そこでおこなわれた画家の選で、ヴェロネーゼの「天国」のスケッチに似ている作品、このルーヴル美術館所蔵の「天国」のスケッチを描いたティントレットに決定したのだそうです。

「カナの婚礼」は、ベネディクト修道会のためにパッラディオによって、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島(ヴェネチア)に建てられた食堂を飾るために描かれた作品です。

1563年に完成したこの作品は、ルーブル美術館内で最も大きい6.77m×9.94mもあり、終始その大きさに圧倒されます。ガリラヤのカナで、キリストが婚礼の祝宴に招かれ、そこで成し遂げた奇跡が描かれています。その奇跡とは、祝宴の最後に葡萄酒が足りなくなってきたため、キリストが召使たちに石の甕を水で満たして家の主人に出すよう告げます。そして主人はその水が葡萄酒に変わっていることに気付くのです。

使徒ヨハネによって語られているこの挿話は、聖体の秘蹟の成立を予示する出来事なのだそうです。新郎新婦は食卓の端に座って中央の座をキリストに譲り、結果キリストは、聖母、使徒ら、聖職者、王侯、ヴェネツィアの貴族たち、ターバンをかぶった東方の人々、そして多くの召使いや、民衆に囲まれているのです。

こちらは、ヴェロネーゼの「悪徳を制裁するために空から降りるジュピター」です。天井画として描かれたものだというので、少し違和感がありますが、力強さと美しさを感じます。この絵と先程の「カナの婚礼」は、イタリアからナポレオンによって奪われたそう作品だそうです。

ルーブルにはまだまだ多くの作品があるのですが、そのどれもが独特の魅力を放ち人々を魅了してやみません。

冒頭でも紹介したように、ルーブル美術館では「パリミュージアムパス」が使えるため、持っているとスムーズに入退場できて便利です。ミュージアムパスがあれば、館内で疲れたりお腹が空いたりしても、一旦外へ出て食事をしたり休憩したりして休むことができます。

私も食事のために鑑賞を中断して、外でサンドウィッチを買って食べました。いっぺんに鑑賞するのは気力体力ともにかなり消耗します…。中でもルーブル美術館は作品数が膨大なので、しっかり時間をとって休み休み鑑賞されることをお勧めします。

パリ美術館共通パス「パリミュージアムパス」の料金・使い方・購入方法
ミュージアムパスが利用できるパリの美術館リスト
ルーブル美術館の詳細

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