江戸時代の人は、東海道五十三次492kmの道のりを1日平均約33km歩いて計13~15日で歩ききった、といわれています。
ただ、東海道を計140kmほど歩いて思うことは、1日に歩く距離は15km前後で留めておいた方がいいということです。それは前回、吉原~興津の22.4kmを歩いた①【東海道を歩く】際に、1日で約22km歩くことになり、疲れ果ててしまったからです。
もちろん、日程や天候も関係しますし、普段からよく運動をしている人なら20km以上歩いても大丈夫かもしれません。
が、道はアスファルトなので1日歩き終わった後の身体へのダメージは想像以上に大きくなります。余裕を持った距離設定にしておいた方が後々の疲労も少なく済みますし、回復力も追いついてきます。
そのため、足に負担の少ない靴(普段から歩きなれたウォーキングシューズ、ランニングシューズなど)と、動きやすい服(寒暖を調節しやすいもの)を用意し、歩く最中の水分・エネルギー補給を欠かさず、無理をしない速さで、1日に15km前後ずつ歩き進めていくのが理想的だと思っています。