国宝松江城(千鳥城)を堪能

2015年7月に国宝指定された島根県にある松江城。

別名千鳥城とも呼ばれる松江城は、全国で現存する12天守の1つでもあります。築城過程に関しては悲しい伝説があるようですが、それでも廃城令によって全国の城が取り壊される中、地元有力者が買い取ってお城を残した事実はすごい。そのおかげで、私達現代人も江戸時代当時の雰囲気を伺い知ることができます。

松江城へはJR松江駅前から出ている、「ぐるっと松江レイクラインバス」という松江市内観光周遊バスに乗って行くのが便利。

このバスは松江駅前の7番バス乗り場から出ていて、運賃は1回200円。ただ、1日乗車券が500円なので3回以上乗るならこちらのほうがお得です(私達は1日乗車券を購入)。また、1日乗車券を持っていると、他の観光地でも割引になることがあるので良いです。

駅からバスに乗って10分ほどで松江城に到着。松江城城主は、松江藩初代藩主の堀尾吉晴という方。お城が完成する前に亡くなってしまいましたが、築城の多くはこの人の力によるものだと言われています。

ここは、馬つなぎ場と井戸があった場所。戦いの際には兵士たちはここから馬に乗って出発したそうです。現在は跡しか残っていませんでしたが、かなりの面積です。ちなみに、石垣が隙間なく積まれているさまが見事で、しばらく見とれてしまいました。石垣を積むだけでもかなり歳月がかかったのではないかと思います。

本丸(天守閣)へ向かって登っていきます。ここ松江城は、今まで見たことのあるお城の中で1番大手門から本丸までの距離が近いです。

ほとんど階段を登らずに、天守閣をまじかに拝めるなんてラクちん!とはいえ、当時であればすぐに攻め込まれそうですが…。松江藩は財力に乏しかったのかもしれませんね。

歴史的な資料や武具、武器に混じって、陣弁当なるお弁当箱が展示されていました。先日ふじさわ交流館に行ってきましたでも見ましたが、江戸時代のお弁当箱も現在のものと似ています。

地下1階+地上4階建ての天守閣は、階段が狭くて急で登り降りが大変でした。ただ、辛抱しての登ればこのように松江市内および宍道湖を見渡すことができます。

敷地内には、松江神社、興雲閣(1903年に松江市が松江市工芸品陳列所として建てた木造2階建ての建物。明治天皇行在所に使用する目的でつくられたため、装飾・彫刻を多く用いた華麗な建築となっているらしい)、松江護国神社、松江城山稲荷神社などがありました。

松江城周辺には、小泉八雲記念館小泉八雲旧居(ヘルン旧居)などもあるので、じっくり観光時間を確保するのがオススメです。

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