ぺんぎんメモ

自立よりも成熟した状態は相互依存

time 2018/01/18

長い間、自立することが最高の成熟状態だと思ってきました。それゆえ「なるべく早く、精神的にも経済的にも自立しなければ」、「なるべく他人に頼らずに生きなければ」と考えていました。

そう考えていたのは、日本語で書かれた様々な自己啓発本にそう書いてあったことや、それまで出会った大半の大人がそう言っていたからでもあります。その考えを全く疑わずに妄信して生きてきました。

しかし、以前ここで批判した『7つの習慣』で「自立」よりも高い成熟レベルがあること、そしてそれが「相互依存」であることを知り衝撃を受けて以降、少しずつ考え方が変わってきました。

「自立」は、「依存」よりは高い成熟レベルですが「相互依存」よりは低い成熟レベルなのです。

依存している人は、欲しい結果を得るために他人に頼らなければいけません。自立している人は、自分の努力によって欲しい結果を得ることができます。しかし相互依存をしている人々は、自分の努力と他人の努力を引き合わせて最大の成果を出せるというのです。

依存より自立が成熟している状態という価値観には馴染みがありましたが、自立よりも相互依存が成熟している状態という価値観は新しく、それは現日本社会に必要な考え方ではないか?とも思いました。

近年の日本人は、私も含めて、他人との関わりを最小限にしようとする傾向があります。拝金主義・経済中心主義・資本主義・グローバル主義によって多くの人は疲れきってしまい、結果日本人は個々に生きる方向へと向かわざるを得なくなっている気がします。

その中でより成熟した状態である「相互依存」という価値観は葬り去られ、「自立」が都合の良い言葉として使用されている感があります。

『7つの習慣』内では、

「自立していても、相互依存的に考えたり行動したりするまで成熟しきれていない人は、独立した生産者として好業績を上げることはあっても、チームの良いメンバーやリーダーになることはできない。それは、夫婦、家族、組織などの難しい現実の中で成功するのに必要不可欠な相互依存のパラダイムを、その人が、身に付けていないからである。」

との記載があります。

日本社会を発展・成長させない思惑が国内外いずれかの組織にあるのか?と勘ぐりたくなるくらいの社会環境ですが、どちらにせよこの「相互依存」の価値観は、行き詰っている社会の回復源を軍事力などのハード面に求めるのでなく、時間のかかるソフト面に求めるべきだと改めて思うきっかけになったのでした。

       



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奨学金完済を目指しながら、旅、食、自然、心理、(セミ)リタイア、移住など追求して自由に暮らしています。

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