「働く前に生きることが問われる」旨の手紙を読んで

最近押し入れの整理中に、亡くなる前に父からもらった手紙を見つけました。

何枚かあったので興味深く思いながら読んでみたのですが、読んでビックリ。その内容が、ここ数年私が悩んでいる内容に沿ったものだったからです。

例えば、「働く前に生きることが問われると思う。ライフワークを見つけ、そのために生きるのが人生じゃないか?職業よりその人のライフワークが大事じゃないかと思う。」と書いてあります。

え…確かにそうだけど、そのライフワークが分からなくて悩んでいるんだよと思っていると、「仕事とライフワークが一緒の場合は問題がないと思うけど、違えばバランスが大事。」とも書かれていました。

さらには、繰り返し「他人の目を気にせず、自分が決めたやり方で進んだほうがいい」旨が書いてありました。

父自身がそうだったから娘にはそう生きて欲しくなかったのか?当時の私がそう見えたからなのか?は分かりません。が、どうにせよ、今の私にズシンとくる内容ばかりで堪えました…

手紙をもらった当時の私は、将来のことを漠然と考えてはいたものの、人生経験と自信の無さ、視野の狭さで、正直その内容がどういうことなのか、どう解釈すれば良いのかも分からずにいた気がします。

それよりも生活費を稼ぐことに必死だったような…

手紙には他にも「もっと時間が欲しかった」とか「これからは女性が声を挙げていかないといけない、あらゆる話し合いの場に男性しかいない現状では、悲惨な歴史を繰り返すことになる」等が書かれていました。

20年近く経った今でも違和感のない内容です。

ただ、「自分の天職と呼べるもの=ライフワーク」が何なのか、、、「しなければいられないほど好きなこと、やりたいこと」が何なのか、、、分かりません。

ただ実は、こういう風に快適な自宅で穏やかに暮らすのが、好きなことであり、やりたいことなのかもしれない、と最近は思い始めています。

だからこそ、リタイア生活というか隠居生活を望むのかも。

子どもの頃、時間がある時にやっていたことは、読書、お菓子作り、花の生育、犬の散歩、1人旅など、1人でできることばかりでしたから、元々誰かと一緒に過ごすこと自体好きではないのだと思います。

そう考えると、「ライフワーク=自由に穏やかに暮らす」となり、そのためにはストレスの少ない仕事をするか、仕事をしなくても生活できる状態を構築する必要があります。

そのどちらも私にとってはハードルが高いことですが、それが本心であり心の満足に繋がっているのなら、実現するために一歩一歩進んでみようと思います。