自宅に物が多すぎると整理できないのと同様に、体内の食べ物も食べすぎると消化しきれず、身体の不調を招く原因となります。
昔は、病気といえば栄養失調で起こるものが主でしたが、現代は飽食の時代になり食べ過ぎによる病気が圧倒的に多くなりました。
それゆえ、これ以上は身体に何か入れるのではなく、余計なもの・不要なものは身体に入れないようにする必要があります。
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薬は身体の機能を乱す
薬やサプリメント、健康機能食品は一見身体の不調を改善するように思えますが、バラバラに抽出された栄養素が体内で適切に動くことは少なく、逆に身体本来の機能を乱すことがあるようなので注意が必要です。
「人格は飲食の慎みによって決まる」とは、江戸時代の観相学者である水野南北の言葉ですが、同時に水野南北は「節食開運説」も唱えていて、少食や粗食によって開運が開けるという思想を晩年自ら貫き、結果健康に78歳まで生きた人でもあります。
節食開運説は少し極端な思想ではありますが、食べ過ぎが良くない状況をもたらすと解釈できそうです。
消化を待つ重要性
そしてその思想は、現代の食生活に警鐘を鳴らす思想であるといえます。
食事は食べ過ぎない=腹八分目がいいと言われていますが、現代は飽食の時代と経済中心社会が災いして、「1日3食が基本」「食べないと身体に良くない」などと、食べることを必要以上に促す風潮があります。
また、仕事上の接待やストレスなどにより、必要以上に食べてしまうこともあるでしょう。
しかしながら、そうした食生活を続けていると体内には、消化しきれていないのに次々と食物が入ってくる状況が生まれ、体内の消化器官がパンクしてしまうことになるのです。それが身体の不調となって表れ、不調を積み重ねながら結果として深刻な病気に発展してしまうのです。
体内に入れる食物と量
それゆえ、食べ過ぎてしまった時は別の日に調節するなど、身体の調子を見ながら食事量を調節する必要があります。
忙しい生活を送っているとそんなことに構っていられないのですが、身体の中に入れるものは厳選しなければなりません。身体は食べたものでできているからです。
それは私自身が、必要な食物を必要な量だけ食べることによって身体が元気になり、徐々に心身のバランスが整ってきたことを実感したからです。
なかなか難しいことですが、食べ物や飲み物など身体に入れるものを厳選し、量にも気を付けながら、健康な身体を維持し続けていきたいものです。