ぺんぎんメモ

自分を愛する程度にしか他人を愛することはできない

time 2017/02/19

F・フロム-ライヒマンの『人間関係の病理学』(早坂泰次郎訳著)という本の中に、「人は自分を愛する程度に応じてのみ、他人を愛しうるのである」という一文を見つけました。

これは極端な考え方をすると、自分を愛することができない人は他人を愛することもできないということですよね。さらに言えば、例え愛せたとしても自分を少しだけしか愛せないと、他人も少しだけしか愛せないということになります。

ということは、「自分の〇〇は好きだけど〇〇は嫌い」と部分的にしか自分を愛せない場合、相手も部分的にしか愛せない可能性がある訳です。

ちなみに、好きになることは、主観的で自分勝手な気持ちが大部分を占めます。一方、愛することは、客観的で相手を思いやったり大切にしたいと思ったり慈しんだり相手の気持ちを推しはかろうとしたりする気持ちが大部分を占めます。

となると、相手を好きでも自分を愛せない場合は相手のこと愛せず、相手に自分勝手な気持ちを押し付ける可能性が高くなるのです。

またこの本には、「人は自分を尊敬する程度に応じてのみ、他人を尊敬することができる」とも書いてありました。ということは、自尊心が低い人間は他人を尊敬しにくいということになります。

もし、自尊心が低い人間ばかりの社会で育つとどうなってしまうのでしょう。推測にすぎませんが、おそらく互いの価値観を認め合わず、他人を見下しながら生きる人ばかりの社会になるのではないでしょうか…

       




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奨学金完済をめざしながら、旅、食、リタイア、(海外)移住、晴耕雨読生活を追い求めてふらふら生きています。

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