海外では無表情・隙を見せず ― 西安駅で思うこと

中国・西安駅へ行ったときのこと。

北京駅や天津駅と同様、駅周辺には物騒な雰囲気が漂っており、事前に中国国内の鉄道駅はどこも危険だと聞いていたものの、西安市内の雰囲気から楽観視していた結果、予想を打ち砕かれることになりました。

なぜそんなに危険かというと、各地域から人々が集まってくる場所だから。駅前、駅構内、切符売り場は特に危険です。まあ、それは中国だけでなく、日本以外の外国では同じかもしれません。

例えば、パリやローマではスリ(集団)と目が合ったことが何度かありますが、ローマのテルミニ駅前や地下鉄車内は特に怖かった思い出があります。なんというか、獲物を狙う目で見られているような感じです。

ただ、ヨーロッパでは毎回やられる前に威嚇?しているせいか、狙われたことはまだありません。ただ、現地人でも狙われるので(2度現場に遭遇した)、観光客が狙われないわけないと思っています。

ちなみに、北京では地下鉄1号線に乗っていて、カバンのチャックを開けられたことがあります。北京の地下鉄1号線・2号線のラッシュ時は、都内の満員電車以上の混み具合なので、逆によく開けられたなと思いました。

そうした環境にいると自然と人格が変わってしまい、普段から冷たくきつい性格なのですが、、、海外ではそれに拍車がかかり何があっても無表情になってしまいます。

おそらく愛想よく振る舞っていると隙があると思われて、カモられる気がするからかもしれません。

ただ、この無表情作戦は自分には合っている防衛策のようで、外国へ数十回へ行きましたが今のところ安全に過ごせています。

ただ油断は禁物なので、今後も外国滞在時は日本国内では持たない緊張感と無表情で通し続けたいと思っています。