アレルギーでない場合でも体への負担を考えると、乳製品、砂糖、小麦粉、卵などの摂取はできる限り控えたいと思っています。
とはいえ、お菓子作りは止められそうにないため、なるべく体に負担の少ない材料でお菓子作りをしています。
個人的な位置づけとしては、乳製品&砂糖はなるべく避けたい、小麦粉は国産小麦100%なら摂取してもいいかな(でもグルテンは体に良くないと思っている)、卵は気にしていない、という感じです。
卵は、個人的にアレルギーがないこともあり、特に制限せず食生活を送っています。
食べすぎは良くないと思っていますが、食欲減退時においてはたんぱく質とビタミンB群を摂取するために、むしろ私には必要な食品と捉えている部分もあります。
そんな卵ですが、お菓子作り(特にパウンドケーキ作りやマフィン作り)においては、よく使われる食材の1つです。
確かに使うと使わないとでは、コク、ふわふわ感、膨らみ具合、まとまり具合などに差が出ます。
ただそれらの役割を、卵の代わりになるもので代用できるようなので、いくつか覚書しておこうと思います。
バナナ
まず、バナナを使ったお菓子であれば、【砂糖不使用・バターなし・卵なし・牛乳なし】ココアバナナパウンドケーキのようにバナナで代用できます。
それ以外のお菓子に使う場合は、多少バナナ風味になってしまう可能性がありますが、味以外は代用品として優秀だと思います。
豆乳
以前、お菓子作りで卵がないときに代用品として使っていたのは、豆乳でした。
豆乳を使う場合は液体のため、卵の量よりも減らして加える必要があります。
豆乳が苦手でなかったり、大豆アレルギーでなかったりすれば、個人的には1番使い勝手がいいと思っています。
絹豆腐
が、最近豆乳ではなく、絹豆腐でも卵の代用ができることを知りました。
繰り返し作っている【卵1個】簡単美味しい!パウンド型で豆腐レモンケーキでも、言われなければ絹豆腐が入っているとは分からないほど、お菓子の材料と調和する食材です。
大豆アレルギーでなければ、使ってみてもいいかもしれません。
とはいえ、絹豆腐は液体以上に水分が蒸発せず生地の柔らかさを増すため、使用量は卵の量より少なくしたほうがいいと思います。
また、水分量が多い材料と一緒に使用するのは避けたほうがいいかもしれません。
豆乳ヨーグルト
最近知った食材で、1度も使ったことがないのですが、卵の代わりになる食材のようです。
近所のスーパーでも「豆乳グルト」という、原材料が豆乳のみのヨーグルトが販売されていました。
使ったことがないため何ともいえませんが、ネット情報によると、豆乳や絹豆腐使用時とは異なるできあがりになるみたいです。
ヨーグルトと同じ性質なら、焼いた後にしっかり固まるのかなと想像しています。
牛乳、ヨーグルト
乳糖不耐症でなければ、牛乳やヨーグルトでも代用できます。
ただ、牛乳は放射能汚染が深刻なため、安全産地のものを選択する必要があります。
また、豆乳と同じように液体のため、卵の量よりも減らして加える必要があります。
ココナッツミルク
また、以前ココナッツミルクでも紹介した通り、ココナッツミルクでも代用できると思います。
ただ、これも液体のため、卵の量よりも減らして加える必要があります。
他の液体材料を増やす
最後に、卵以外の材料に対して卵の割合が少ない場合にのみ使える方法として、他の材料を増やす方法があります。
例えば、油を使う場合であれば油を増やす、豆乳や牛乳を使う場合であればそれらを増やす、果物を使う場合であれば果物を増やすなどして、卵の分を補う感じです。
卵にコクを求めるお菓子の場合は、味や甘みの強い材料の割合を増やすことで対応できます。
また、卵にフワフワ感を求めるお菓子の場合は、太白胡麻油を使ったり、ベーキングパウダーを多めに使うことで対応できます。
さらに、卵に膨らみの要素を求めるお菓子の場合は、ベーキングパウダーなどを少し多めに入れることで対応可能です。
卵につなぎの要素を求めるお菓子の場合は、あんこを入れたり、小麦粉を増やしたりしてもいいかもしれません。
卵なしで作ると失敗しやすい材料もある
ただ、個人的意見ですが、具材に水分量が多いものを使用するときや、いろいろな具材を入れない場合は、卵を使ったほうが失敗がないと思います。
それは卵が、1つ入れるだけでも、コク、つなぎ、フワフワ感、膨らみなど多くの働きをしてくれる食材だからです。
卵を使わないお菓子作り(パウンドケーキ作り)はなかなかハードルが高いですが、できるだけ長くお菓子作りを続けていきたいので、
体に負担の少ない材料で作れるレシピ開拓に、今後も励んでいこうと思います!