青森旅行はハードスケジュールだったので、当初青森県立美術館へは行かないつもりでした。が、三内丸山遺跡観光が予定よりも早く終わったので、近いしせっかくだし行っちゃえ!ってことで青森県立美術館も駆け足で見てきました!
結果、シャガールのバレエ「アレコ」舞台背景画全4作品、「あおもり犬」を含む奈良美智の各作品を鑑賞することができました!が、棟方志功、成田亨を含む他作品は駆け足になってしまいました…カフェもミュージアムショップも行けずじまい。
ただ、大ホールに一堂に会するシャガールの「アレコ」舞台背景画4作品が素晴らしく、鑑賞できて幸せでした!!!この作品は、シャガールがナチス・ドイツの迫害から逃れるため亡命していたアメリカでバレエ・シアター(現アメリカン・バレエ・シアター)からの依頼で制作したもの。
特に、第3幕の背景画《ある夏の午後の麦畑》は力に満ち溢れていました。この背景画、通常はアメリカのフィラデルフィア美術館所有の作品。それが改修工事に入る関係で今年の3月まで青森県立美術館の借用が認められているため、期間限定で全4作品が同時に鑑賞できる形になっているみたい。
第1幕《月光のアレコとゼンフィラ》。シャガールブルーが象徴的な作品でした。
第2幕《カーニヴァル》。第3幕は前述の通り。
第4幕《サンクトペテルブルクの幻想》。
舞台背景画とはいえ、光がなくとも各絵画がもつ力が強大なため引き込まれます。ずっと見ていたかったなぁ。
屋外展示されていた奈良美智の作品、「あおもり犬」。高さ8.5mもある真っ白な犬が、落ち着いた優しい表情で佇んでいるように見えました。ただ、雨が降っていたので悲しそうな表情にも見えて…不思議な犬でしたね。
最近美術館とは疎遠になっていたのですが、久しぶりに行ってやっぱり良いものだなぁと思いました。どうやら1人で行くのが合っているみたいです。また自由に移動できるようになったら、世界中の美術館へ行きたいと思います!!