海外長期滞在時は、国語便覧を持っていきます

高校時代使っていた国語便覧が好きで、今でも持ち続けています。その他学校教育図書は全て処分したのに、なぜかこれだけは捨てられない。小説家や俳人紹介、日本が歩んできた文学歴史などを読んでいると、すぐに時間が経ってしまいます。

各人物がどのような生涯を過ごしたのかや名作が生まれる過程などは、とても興味深いものです。内容は広く浅いのですが、この本が入口となって様々な本を読むことになりましたし、歴史上有名な人物を知るきっかけにもなりました。

海外長期滞在時は、日常的に外国語に触れているせいか日本語書物を異常に欲する傾向にあります。特にインターネットが普及していなかった頃は、日本語書物に触れる機会がほとんどないので、自分で毎日付けていた日記を読み返す作業を繰り返していたものです(笑)

その時、日本食や日本茶を欲すると同時に日本語を欲している自分に気付いて、「やはり自分は日本人なんだな」と強く感じたのを覚えています。

そんな訳で、今後海外に長期滞在する際は、この国語便覧を持っていこうかなと考えています。今はネットがありますし、日本語が詰まった面白い読み物は他にも色々あるのでしょうが、重量と文字量のパフォーマンスから、現時点ではこの国語便覧が筆頭候補になっています。あ、でも読みごたえのある分厚い旅行記やエッセイなどもいいかもしれませんね(笑)