友人とは、ある程度自分の気持ちを言いながら付き合っていきたい

最近読んだある本に、「女性同士が友人関係を継続するためには、お互いが恵まれた状況でないと難しい」と書いてありました。

確かに歳を重ねるにつれて、女性は男性よりも同性と比較できる点が増えるので、

自分だけ・相手だけが恵まれているという状況になると、関係を維持するのが難しくなるのかもなぁと思いました。

生活レベル、持ち物、容姿、趣味、学歴、結婚、子ども、夫、親、義親、病気、介護などさまざまな点で、

他人と比較しようと思えばいくらでもできるからです。

もしかすると、自分が幸せで満たされた状態であれば、他人と比較せず過ごせるのかもしれません。

が、満たされていない場合は他人の幸せや恵まれた環境に嫉妬したり、極端な場合は攻撃的になったりする場合もあるのかも…

ただ、幸せで恵まれた環境に生きているように見えても、実は見えないところで努力や苦労をしている場合もあります。

それらは表面的には分からない部分ですが、見えない状況を想像して相手を思いやれたり、お互いの環境を尊重し合えたりする関係性であれば、友人関係も続きしそうな気がします。

ただ、そんな風に相手を思いやるためには余裕が必要だと思うので、やっぱりある程度恵まれた環境が必要なのかも…

友人が少ない私ですが、これまで友人に対して「こんな事を言ったら、気を悪くしてしまうかも」と思って、言えずにいたことが結構ありました。

しかし、最近ふと思いきって、それまで言わずにいたことを少しだけ話すようにしました

そうしたら、なぜだか以前よりも少し親しくなれた感じがしました。

「こんなこと言ったら失礼かな…」なんて心配していたことが嘘のように、友人から「私も同じことがあったのよ、分かってくれて嬉しい」とかなんとか言われて驚きました。

その友人とは10年以上の付き合いになりますが、これまでいろいろな相談に乗ってもらったり、旅行をしたりしてきました。

それだけ付き合いを続けているのだから、遠慮する必要なんてなかったのでしょうが、「親しき中にも礼儀あり」等と思いながら、言いたいことがあっても言わずに付き合っていた部分がありました。

ただ、話したいこと・知りたいことを遠慮しすぎていると、逆によそよそしくなってしまうのかもしれません。

もちろん、何でもかんでも話したり・聞いたりするのは違うと思いますが……

だからといって遠慮ばかりしていたら、何だか相手にも失礼な気がしました。

もともと人と接するのが得意でないため、極力相手に踏み込まない関係を築いてしまいがちなのですが…

今後はある程度自分の気持ちを言いながら、友人と付き合っていけたらと思っています。