の続きです。
近鉄奈良線で橿原神宮前駅から奈良駅へ行き、ホテルに荷物を預けた後、JR奈良駅グルメ「奈良のうまいものプラザ」で昼食を摂りました。
その後、奈良駅バス2番乗り場からバスに乗って、奈良公園付近で下車。
修学旅行生や鹿でごった返す中、雨にも降られて散々な観光でしたが…
とりあえず奈良公園をぐるっと回った後、奈良国立博物館に到着!
が、何だか様子が変…
なんと、、、奈良国立博物館のメイン建物である新館が休館中!
どうりで鹿しかいないわけだ…
歩き疲れていたので休憩しようにも、カフェへの入口も閉まっています…
と、周囲をよ~く見ると、近くにあった洋風の建物が開いている様子。近付いてみると、奈良国立博物館のなら仏像館という仏像を収蔵展示している建物でした。
建物外観の写真を撮り忘れたので…チケットにて失礼。仏像館っぽくない外観が印象的でした。
この仏像館と新館の地下が繋がっていて、カフェやお土産屋さんへも行けるようだったので、休憩もかねて鑑賞することにしました。
「なら仏像館」は、飛鳥時代から鎌倉時代までの日本の仏像を中心に、国宝、重要文化財を含むおよそ100体の仏像を収蔵展示している施設だそうです。
金剛力士立像の2体以外は撮影禁止でしたが、仏像館はその名の通り数多くの仏像が展示されていたので、終始その「気」というか存在感に圧倒されてしまいました…
1000年以上前から存在する仏像が数十体もあるため、当然といえば当然かもしれませんが…ちょっと怖かったです。
ちなみに印象的だったのは、何十体もあった十一面観音立像。
仏様のお顔の周りに、さらに11面のお顔がある仏様なのですが、あらゆる方向にお顔を向けていることで、全ての人を救済してくれるという意味合いを持つのだそうです。
数多くの十一面観音立像がありそれぞれに迫力を感じましたが、同時に、こうした仏様が作られた時代背景を思うと、今とは異なる社会の厳しさを感じずにはいられませんでした…
結局、所どころ休憩しながら鑑賞していたので、カフェに入る時間もなく、お土産屋さんを見た後はそのままバスでホテルへ戻りました。
帰りながら、「仏像館だけでもお腹一杯だったから、新館が閉まっていて良かった~」と思ってしまいました…
実際、美術館や博物館は、そこに収蔵展示されているものが歴史的品であればあるほど、鑑賞するのに力が要るため、量を見ると疲れてしまうことが多いです。
それでも、畏敬の念を抱く貴重な作品を現地で見ることができ、大満足の時間でした。
徐々に記憶が途切れ始めていますが…
最終日は唐招提寺、薬師寺、法隆寺などへ行ったので、それらもまた書こうと思います。もうしばらくお付き合いください~