の続きです。
飛鳥大仏を拝観後、元の道を通って万葉文化館へ戻りました。
途中、行きにも通りましたが、1991年の発掘調査で見つかった7世紀後半~8世紀初めの飛鳥池工房遺跡が、発掘当時の状態で復元されているのが見られました。
さて、万葉文化館ですが、立派な建物のわりに館内はそこまで広くなく、興味関心の度合いにもよりますが1時間もあれば十分見きれる規模だと思いました。
ただ、ゆっくりまったり過ごすにはピッタリの場所だったので、万葉劇場でちょっと怖い人形?による「額田王」を観賞したり、展示室で飛鳥池工房遺跡から発掘された出土品や富本銭を見たり、歌の広場で歌に関する古代空間を味わったりしました。
全体的に座る場所も多く、小難しい説明書もないため、まさに万葉文化を肌で体験するのに適した施設だったと思います。
個人的な見どころとしては、特別展示室にあった日本最古の貨幣「富本銭」と、この「さやけしルーム」♪
まず、これまで日本最古の貨幣は和同開珎だと思っていて「富本銭」を知らなかった身としては、ようやく情報がアップデートされた感じでした…ただ、富本銭は「まじない銭」で、実際に流通していたのはやはり和同開珎らしいので、現段階で日本最古の貨幣が富本銭と言えるかどうかは微妙っぽいです。
そして「さやけしルーム」ですが、歌作りをしていた当時の人々が見聞きしたであろう星空や自然音、四季の移り変わりを、光と音で再現している空間でした。
これが滅茶苦茶心地よい空間でした♪
私と夫以外誰もいなかったのもありますが、7.5畳ほどの狭い空間に上質な椅子が仕切りごとに置かれていて、座った途端に心地よい音と暗闇が眠りの世界へ誘ってきました…
ヒーリング効果抜群で、あやうく仮眠してしまうところでしたが…観光スケジュールが詰め詰めなので一通り観賞したら、お手洗いと売店物色を済ませてバス停へ。
売店では、原料の良さそうな埴輪まんじゅうと小型便箋を購入。
今回は利用しませんでしたが館内にはレストランなどもあり、ちょっと休憩したりお茶したり食事したりするのにも良い場所だと思いました♪
さて、ここからバスで橿原神宮前駅東口へ戻ります。
橿原神宮前駅東口へ向かうバスは一部時期を除いて、1時間に1本くらいしかないため、事前のバス時刻確認が必須です。バス時刻表を見るたび、レンタサイクル利用者が多いことに納得します。
バスで橿原神宮前駅まで戻ったら、コインロッカーから荷物を出して、奈良駅へ向かいます!2日目後半の奈良市内観光はまたそのうち書きたいと思います。