オイルマネーに物を言わせて外国人労働者を奴隷使い

日本でも石油産出国として有名な国、アラブ首長国連邦(UAE)。

そのUAEの都市ドバイでは、労働者の8割以上が外国人のため、UAE国民は働かなくとも贅沢な暮らしができるとのこと。

そんな外国人労働者が多いドバイでは外国人に支払われる給与も高く、周辺諸国の出稼ぎ先になっているようです。

反面、その隣にあるサウジアラビアはというと、ドバイとは全く違う状況がありました。

香港も東南アジア諸国からの出稼ぎ先になっており、その実情は悲惨なものだと聞いたことがありますが、サウジアラビアでも同様のようです。

実際にサウジアラビアの街中でそうした光景を見たわけではないのですが、サウジアラビアでは、外国人労働者の大半が低賃金で酷使させられていることが国際的にも問題になっているそうです。

仕組みとしては、まずアジア諸国から労働者を招き入れて、雇用者が労働者のパスポートを預かり、渡航費などの借金を負わせ、少ない給与から諸経費を引きます。

そして劣悪環境での長時間労働を強いて、労働契約期間が終了するまで帰国させないというシステムらしいです…

実際に行って見たわけではないので、どこまで信じて良いのか分かりませんが、外国で雇用者が労働者のパスポートを預かるって、、、奴隷労働と変わらない気がします。

国際批判もあって少しずつは改善してきているようですが、現地に元々ある奴隷制度が改善を遅らせている模様、、、もしかすると、サウジアラビアだけではないのかもしれません。

過去には、西洋諸国も黒人に奴隷蛮行を繰り返していましたし、日本もアジア諸国の労働者を奴隷使いしてきました。

そして現在、程度は違えど中東でも似たようなことが起きている、、、

過労死するまで奴隷労働を強いる日本の風土も酷いですが、莫大なオイルマネーを労働者に還元せず、労働者を奴隷扱いするサウジアラビアなどの中東諸国のやり方も???と思いました。