日本社会の閉塞感が異常、このままだと日本は発展途上国になる

日本はここ20年の間に高度経済成長期の産物を食いつぶし、巨額のODAを支払っている場合ではなくなってきています…

アジア圏では、日本だけが成長・発展していない状況にも陥っています。

https://twitter.com/sakamobi/status/881423593715884032

にもかかわらず、偏ったメディア報道と時代錯誤教育のために、いまだに自分たちは先進国であり、世界でマシな国だと思いこまされています。

確かに日本は清潔で、自然災害以外はだいたい安全で(性犯罪やいじめと称する犯罪は多いが)、食事が美味しくて、コスパに優れた商品が数多くあります。

でも、日本が真にマシな国なら、

  • 若者の自殺率が世界トップクラスなはずがない
  • しつけと称して、子どもに暴力をふるう親や教師がいるはずがない
  • 年金システムが崩壊しているはずがない
  • 自然災害大国にもかかわらず、設計段階から間違っていた原発を稼働させ続けるはずがない
  • チェルノブイリのような前例があるのに、子どもを強制被爆させ続けるはずがない
  • 一部の人間の利権のために、東京でオリンピック開催するはずがない

と思います(まだまだたくさんあるけど…)。

上記状況を生んでいる背景の1つには、日本が伝統的に培ってきた根性論(精神論)、閉鎖的村社会、和の精神、父兄社会(これは明治以降)が混ざり合った、異常な空気があると思っています。

それらを簡単にまとめると、

  • 根性論(精神論) → 非人道的努力で全てを解決しようとする
  • 閉鎖的村社会 → 問題が発見されにくく先送りされやすい上、自浄作用も生まれにくい
  • 和の精神  → 和を乱すコト・ヒト・モノはすべて排除
  • 父兄社会 → 子ども・女性など社会的弱者の意見は無視or軽視される

となります。

結果として、

  • 非人道的努力で全てを解決しようとする → 人権が軽視される
  • 問題が発見されにくく先送りされやすい上、自浄作用も生まれにくい → 問題があっても野放し
  • 和を乱すコト・ヒト・モノはすべて排除 → 家族、地域、学校、会社でイジメが横行すると同時に、新しいものが生まれにくい環境となり成長・発展を阻害
  • 子ども・女性など社会的弱者の意見は無視or軽視される → 年配男性の権限が異常に強くなり、間違っていることでもそのまま突き進む

土壌を生みやすくなります。

例えば、世界的にはIT産業の成長が著しいですが、日本はいまだ周辺諸国よりも普及が遅く、多くの組織でいまだに紙媒体でのやりとりが多いです(外国でも田舎は同じかも?)。

おそらく組織間の癒着や利権絡みで、比較的新しい産業であるIT産業が介入できないような仕組みがあると予想。

また、仕事でも完璧必要な業務に完璧を求める国民性のため、異常な労働時間が費やされるのも謎です。

さらに、効率化・合理化・システム化して現場の仕事量を減らす人よりも、非効率・非合理的・前例主義で仕事を増やす人のほうが評価される組織があることも…です。

結果的に、社会全体に不要なストレスを量産し、成長・発展する土壌を構築できないまま、国全体の閉塞感が促されている気がします。

仮に日本が現在も鎖国状態で、世界各国とヒト・モノ・カネの交流がなく、自国内経済で回っているのなら、非効率・非合理的・前例主義でも気にする必要はないのかもしれません。

しかしながら、現代日本は食品を始めとする生活物資やエネルギー資源を世界各国に依存し、多くの企業が世界各国企業と戦っているわけです。

そんな状況で現状のまま突き進めば、日本が発展途上国、いや未発展・未成長国と言われる日がきてもおかしくなさそう…

そのうち日本は労働力が安いから、海外企業がこぞって日本に工場を作る日が来るかもしれません…

一刻も早く、新しい産業を受け入れる社会環境と、新しいものをどんどん生み出せる建設的・発展的土壌を築ける社会になってほしいです。

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