戦後数十年間、いや明治時代からかもしれませんが、多くの日本人女性は、社会制度・家庭・教育の中で、
社会進出しにくい環境に追いやられていたと考えています。
今でも田舎ではそうだと思いますが、お嫁に行けば家の中では奴隷同然の扱いを受けますし、
男性中心の閉鎖的村社会の多くでは、女性が知識を得ることはプラスに捉えられていません。
「子どもを産まない女性は生産的でない」という価値観をもつ年配男性が多いことからも分かる通り、
「知識を得て賢くなるよりも子どもを産むほうが大事」という価値観が、男性中心の閉鎖的村社会の主流思想…
子どもを産んで人口が増えた結果、生産性が上がった国や地域があれば教えて欲しいところです。
インターネットが出てくるまでは、特に田舎であれば本屋や図書館が周囲にないことが多いので、
親が知識を与えようとしなければ、テレビやラジオ、友人からの情報が主になります。
しかし、多くの女性が奴隷同然の生活で忙しすぎて疲れ果て、テレビやラジオを見る聴く時間さえままならない環境下では、社会で生きていくために必要な知識を得て社会進出しようにも限度があるはず…
話がそれますが、私が幼少期を過ごした田舎地域では地域社会内でも義務教育内でも、女性は男性に従順で素直であることが美徳とされていました。
そんな環境下では、知識をつけて男性に対して意見しようものなら「女のくせに生意気」という悪風潮が根強くありました(し、今もあると思います)。
それは社会進出している独身女性が増えた今でも、婚期を促すような圧力を女性に対してかける多くの親の存在(男親だけでなく女親も)が象徴していると思います。
前述したように、女性は知識を得て賢くなるよりも結婚して子どもを産むことが大事、という偏向的価値観がまだまだ根強く日本社会にはあるのです。
子ども育てる女性、また子どもに対して冷酷な社会であるにもかかわらず。
もちろん、そうした偏向的価値観だけでなく、経済中心の日本社会では「大手メディア情報に踊らされたまま、社会問題や社会制度に疎いまま馬鹿でいて欲しい」と思っている既得権益組織・人々が大勢いるのも問題です。
そんな風に踊らされた国民が大半を占める国は、近い未来に滅びる可能性が高い…
個人的な予想では、このままいくと国としては存在しつつも、『日本が売られる』④放射性廃棄物処理場と化す日本でも紹介したように、
諸外国の核最終処分場として植民地支配され、実質的には滅びた状態になる気がします。
女性が賢くなって社会進出する機会を奪う男性が大勢いる日本社会ですが、そんな環境下でもガラスの天井?に負けず知識をつけた賢い女性がどんどん社会進出し、少しずつ現状を変えていっています。
まだまだ男性優位の、女性に負担が偏る社会でもありますが、日本が無理なら海外へ行くなど希望を持てる生き方を選んでいきたいです。