西安中心部からほど近い場所にある、回民街。
ここは約2万人の回族(イスラム教徒)の人々が住む地域で、イスラム教の生活習慣を垣間見れる場所でもあります。
独特な香り漂う回民街は、道路両脇に飲食店や土産店がひしめき合っていて、
いつ行っても観光客や住民でごった返しています。
イスラム教徒とそうでない人々の交流の場ともいえる回民街ですが、
西安の他地域とは違う独特な雰囲気があります。
歩いているとちょっと気になる光景が。
この少年が何をするのか興味が沸いたので、観察することに。
大きな燃料タンク?の中で火を焚いている模様。
その後燃料タンクの横にあった機械に、25段重ねの蒸し器のようなものを取り付けて、
どこかへ行ってしまいました。
燃料タンクと思われるものは、爆発しないか心配なほど年季が入っています、、、
歩いていると、化覚巷とよばれる土産屋・服飾雑貨屋が軒を連ねる道入口に到達。
商品が所狭しと並べられた通りでは、観光客や地元の人々が買い物を楽しんでいました。
化覚巷内には清真大寺への案内版がありましたが、こちらは次回以降西安・清真大寺をのんびり歩くで紹介するとして、今は先を進みます。
ふと足元を見ると、面白い文字が。1番大きい字が「唐」なのが興味深いところ。
歩き進めていくと城壁にぶち当たったので、進路を変更してまた回民街を徘徊することに。
独特の香りの先には、多くの飲食店とその食をほうばる人々。
飲食店に混じって、幅広い年代の女性が好みそうな服飾雑貨店も。
こちらはお菓子の実演販売中。この手前のハンマーは何に使うのかというと、
お菓子が固まる前に、こんな風に平べったくするために使います。
お餅みたい!衛生状態は不明ですが、見ている分には面白い。
回民街には若者も多く、終始賑わっていました。
土地柄、兵馬俑を売るお店も。
西羊市と呼ばれる通りは、回民街のメインストリート。
回民街の今まで通ってきた道の中でも1番混雑していました。
どこまでも続く道……終わりは見えません。
この門は北院門。
門を挟んで両側に多くのお店が並んでいましたが、人が少なく開放的な雰囲気。
門の手前にある置物が沖縄のシーサーのよう。
門の先にはこんな像も。ここにはベンチもあり広場のようになっています。
まあ公安もいますが、、、
回民街は多くのお店がひしめき合い、もしかすると西安で1番賑やかな通りかもしれません。
シルクロードによる交易で発展した長安は、結果として多くのイスラム教徒をここに住み着かせました。
そんな人々が中国と折り合いを付けながら蓄積した文化が、ここ回民街にはたっぷり詰まっているようでした。
独特の雰囲気と香り漂う街ですが、西安を知る上では欠かせない場所かもしれません。