10年前に亡くなった父方の祖母は、農家に生まれ育った12人兄弟の長女でした。
若い頃から妹弟の面倒を看ながら学校に行き、朝4時から夜まで男性のように働いていたと以前周囲から聞きました。
そんな祖母は、私が幼少期の頃は見た目も男性的で気の荒い性格でしたが、後年は穏やかな可愛い女性になっていきました。
私もよく可愛がってもらいましたが、今思い出しても不思議なことが1つ。
それは、直射日光を長年浴び続けたはずなのに、祖母の日焼けした肌にはシミ・そばかすがほとんどなかったことです。
腕にはいくつかありましたがそれもよく見ないと分からない感じ。
そして顔には1つもなく、キメの細かい美しい肌のまま歳を重ねていました。
ナゼだろう?と考えて思い浮かんだのは、祖母が野菜を中心とした食生活をしていたことです。
祖母が住んでいた私の実家は、山の中のド田舎。
周辺にお店や生産地域がないことと、現在ように冷蔵庫がなかった時代には、肉魚を食べる頻度も少なかったと想像できます。
そのため、お米と新鮮な野菜を中心とした食生活を摂るのが一般的だったようです。
そんな食生活が、例え直射日光を多く浴びても、シミをつくらせない肌環境を生んでいたのだと思います。
一方、母方の祖母は都会に住んでいて、直射日光をほとんど浴びない生活でしたが、顔にはシミが多かったのを覚えています。
幼少期にその祖母の家に何度か遊びに行きましたが、食事はお魚などの海産物が多く、野菜はあまり食べていないようでした。
そう考えると様々な要因はあるにせよ、新鮮な野菜を中心とした食生活は、シミ・そばかすをある程度防げるものといえるのかもしれません。
新鮮野菜で高級化粧品同様のシミ予防効果を期待できるとすれば、安全で新鮮な野菜中心食生活を摂る人々の肌は、綺麗である可能性が高そうです。