中国・西安の話を再開。
西安郊外のお寺へ行こうと市内中心部で路線バスを待っていると、通常のバスではなく小型バスが来ました(日本でいうコミュニティバスみたいな感じ)。そして、乗車時に目的地を聞かれて乗ること1時間。
なぜか、バスは目的地まで行かずに途中で乗客全員が下ろされ、勝手に乗り換えさせられました。しかも、乗り換えたバスは激混み。
でも、ここは中国。私以外の乗客は全員中国人でしたが、憤慨&動揺してはいるものの諦めている様子。それは自国に対する気持ちと同じものなのか…?
そんな過程を経て辿り着いたのがここ。お寺の入口だと思うのですが朝早いためか開いておらず、仕方なく周囲をあてもなく歩きます。
すると、隣に建設中っぽいけど散歩できそうな道を発見!せっかくなので歩いてみることに。
新しそうな建造物が並ぶ道。
絶壁面にも道があり、私以外にも散歩中の人々が休んだり体操したりしていました。
所々まだ建設中のところもありましたが、できている部分は開放している様子…中国っぽい!
そんな登りきったであろう場所から、街を眺めると周囲は建設ラッシュ真っ只中。
聞くところによると、農民をマンションへと住み替えさせているらしいのですが、こんな大気汚染が酷い地域に住むのは、緑が多くても躊躇するはず。でも、内装や配線もままならない土の住宅よりも、こうしたマンションのほうがいいのか…?
数年後にゴーストマンションにならなきゃいいけど&違法工事で倒壊しなきゃいいけどなどと思ってしまう建物群。エレベーターが故障すると外出を躊躇するであろう建物群。
道なりに歩いて下ると地上へ戻ってこれました。こういう公園は日本だと安全性の問題から手すり等を付けそうなものですが、中国の場合は、これから整備するのかこのままなのか不明です。
西安郊外の開発が着々と進んでいるのを見て、その規模の大きさに圧倒されました。不動産バブルが起こり続けている中国の今後が気になる散歩でした。