かれこれ神保町とは10年ほどの付き合いで、年に数回は訪れる場所になっています。
その目的は古本屋巡りで、毎回お気に入りの古本屋を訪ねては、長々と物色するのが習慣化。それはそれは幸福なひとときです♪
今回はそんな私が毎回行く、オススメの古本屋をご紹介したいと思います!
さくら通り近くにある「愛書館 中川書房」は、美術系の本を多く扱う古本屋。
買取りによる仕入れが多いそうで、実はジャンル問わず、いつ何が入荷するかわからないお店らしいのですが、美術系の本が充実している印象です。
ここは、前回来た際に有名画家の絵画を紹介した雑誌が1冊200円ほどで売っていたのですが、今回行ったらもう全て売り切れていました…残念。
お店の雰囲気が良く、いつまでも見ていたくなる素敵な古本屋です♪
その隣にあるのが「南海堂書店」。
ここは専門的な学術書が多い古本屋で、農業・農村・農民関連の本が充実しているので、毎回長々と立ち寄ります。ただそれだけでなく幅広い分野の本があるので、1度覗いてみれば気になる本が見つかるはずです。
「magnif」は雑誌の古本屋で、生活雑誌の古本が充実しているお店です。
『暮しの手帖』、『ku:nelクウネル』、『天然生活』、『自休自足』、『Arneアルネ』 などのネット入手困難号を数多く扱っている印象です。
生活雑誌だけでなく、昔のファッショナブルな雑誌(外国)も多く扱っていて、異国情緒?溢れる品揃えになっています。店主が長年フランスに住んでいたのか?関連物資が多く売られていて、それを見るのも面白いです。
神田古書店連盟に加入していないので「神保町古書店MAP」に載っていませんが、私が1番好きな古本屋です♪
左側に見えるあずき色のビルは「神田古書センター」。
このビルには6つの古本屋が入っているのですが、中でも「みわ書房」には面白い本が多いです。1階では頻繁に各書店が本日限りの特価品を売っていますが、購入に至る本はだいたい「みわ書房」の古本です。
「風月洞書店」は、骨董品も扱う面白い古本屋。
店内外には世界中の美術・芸術関連の本が所狭しと並んでいて、遺跡や歴史、旅行が好きな人には溜まらない品揃えだと思います。
先程紹介した「愛書館 中川書房」に少々似ているかもしれませんが、こちらのほうがより専門的で濃厚な感じです。
そんな「風月洞書店」でしたが、2018年12月をもって閉店してしまったそうです、、、こんな素敵な東海道の浮世絵も扱っていたのに、、、残念。大好きな古本屋が減っていくのは寂しいです。
ちなみに、古本屋ではなく和紙を扱うお店も数店舗あります。
ここ「山形屋紙店」もその1つ。本探しに疲れたら毎回、和紙便せん、和紙ハギレ詰め合わせ、和紙うちわなどを見て癒されています(300~1000円程)。
神保町という土地柄のせいか、どの古本屋も品揃えが豊富かつ流動的で、行く度に掘り出し物が見つかる感じです。
土日はお休みの古本屋が多いので、行くなら平日限定になりますが、飲食店や喫茶店で休憩しながらの古本屋巡りは一生やめられそうにありません。