ある程度歳をとって気に入った物件が見つかるまでは、賃貸住まいでいいのかも

将来的に国内外問わず移住を考えているのですが、既婚子なし女性にとって、生涯賃貸住まいというのは今後国内不動産が借主優位になるとしても、少々心細く感じられます。

知り合いに賃貸住まいの方(50代)がいますが、近所にご子息が住んでいますから、ある程度歳を重ねても近くに子どもが住んでいるという事実が、賃貸住まいを可能にするでしょう(新たな賃貸契約のしやすさ等)。

が、私が将来的に高齢者といわれる年齢になった時、数千万円の現金を持っていようとも近くに誰も身寄りがいない場合、賃貸契約をすることはおそらく不可能に近いかと思います。もちろん平均寿命が100歳などになっていれば、入居年齢によっては案外すんなりと契約できるかもしれません。

しかし、平均寿命が現状と変わらないかむしろ下がるようであれば、例え億近くの現金を持っていても、50代後半以降は賃貸物件の契約を断られる可能性が高そうです…(親類にそういうケースが何件かありました)。ゆえに現状では、生涯賃貸生活は少々リスクが高いように思えます。

賃貸物件のある土地や場所にもよると思うので一概にはいえませんが、利便性や景観などある程度住まいにこだわろうとすると、賃貸契約ではなく買ってしまった方が良いケースがあるのかもしれません。

とはいえ、購入したら購入したらで維持管理費がかかりますし、隣人は選べませんし、日本は災害大国ですから、経済的にも精神的にも賃貸住まいのほうが良いとも思います。

あくまで想像ですが、ある程度の現金を持ちながら賃貸住まいを続けて、そこそこの金額で買える気に入った物件が見つかれば購入するというのが、今のところベストかと思っています。タイミングが合えば購入する、という感じで。

それまでは無理して住宅を買わず、賃貸住まいで良いのかもしれません。

現在のように健康な間は、億劫なく好きな場所へ自分の足で行けて、好きなものを自分の口から食べられます。でもそれが将来難しくなる時がきて、その時1人暮らしをしていた場合には、今とは違った選択をする可能性があることを意識しておいたほうが良いのかなと思い始めています。