引っ越しの多い人生で気付いた住>食>衣の順序

引っ越しを重ねて30代となり、徐々に20代までとは違った価値観で生活するようになってきました。それは単純に歳だけではなく、生活環境や身体の変化も影響しているかと思います。

20代までは見た目重視の「衣」にお金をかけてきましたが、最近では自分が心地よく過ごせる「住」を最重要視するようになりました。

今の住まいは富士山が見える場所に位置しているので開放感があり、それが快適さに繋がっているのかなと思います。

日当たりは良くありませんがそれは特に気にならず、現自宅に住むようになってから初めて自宅で過ごす時間が好きになりました。

それまでの住居はどれもそこまで居心地が良くなく、いつも落ち着かない気分でした。

住宅自体が良くなかったのか、立地がイマイチだったのか、自分に問題があったのか、その全てが原因なのかは不明ですが、自宅で過ごすよりも外出したい気持ちが強くなる住居ばかりでした。

それが現自宅は、「外出するより自宅で過ごしたい」と自然に思えてしまう住まいで、引っ越しを繰り返してきた私がどれだけ居ても飽きませんし、生活必需品の買い物以外での外出意欲が失われるほどです。

そんな住まいのせいか、外食するよりも自宅で食べるほうが快適になってきました。これはバリバリ働いていた頃は考えられなかったことです。

当時は料理を作るだけでなく、メニューを考えるのも億劫で、それに合わせて貴重な休日に買い物へ行くことさえ疲れていました。

仕事帰りの夜10時以降のスーパーには生鮮食品はほとんど残っておらず、夫に買い物をお願いするか、不安であれば休日に自分で買い出しするしかありませんでした。

疲労困憊するとそれができなくなり、外食することが常態化していました。

でも現在は前もってメニューを決めておいて、週2回スーパーへ行って食材をまとめ買いすれば良いので本当にラクです。

ちなみに、最近は半額になった餃子の皮や春巻きの皮を買うことを楽しみにしています。

元値が100~200円少々なのでたいしたお買い得感はないかもしれませんが、それでも毎回半額で買っていればチリツモです。毎回購入後冷凍しておいて、使用日前日に冷蔵解凍すれば変わらず使えるので気に入っています。

そんなわけで、衣・食・住の中でも快適な「住」の確保は、特に重要だと感じています。

現自宅に住む前から「食」にはこだわっていましたが、住環境に不快感があると、いくら食に気を付けていても健康な精神状態を維持するのは難しい気がしています。

ただ「食」も軽視すると、このブログで幾度となく書いてきたように不健康な身体となってしまうので、ないがしろにはできません。

ちなみに、「衣」はそこまで良質な品を着ていなくても現状無害のようなので(そう見えるだけかもしれませんが…)、「住」「食」よりは軽視してしまっています…

結果、20代の頃に衣>食>住だった優先順位は、30代になって住>食>衣へと変化。2年に1回ペースで引っ越しを繰り返してきた私が、5年も同じ場所に住んでようやく気付けたことです。