ぺんぎんメモ

自分の価値観を守るためにしてきた行動を思い返して

time 2019/04/19

先日ご紹介した『暴露 ―― スノーデンが私に託したファイル』に、とても印象的なスノーデン氏の言葉があったので、備忘録として書いておこうと思います。その言葉は以下です。

「人間のほんとうの価値は、その人が言ったことや信じるものによって測られるべきではありません。ほんとうの尺度になるのは行動です。自らの信念を守るために何をするか。もし自分の信念のために行動しないなら、その信念はおそらく本物ではありません」(p76)

これを読んで反芻しながら、これまで自分の価値観を守るためにしてきたと思われる行動を思い返しました。そうするとその行動はどれも、自分のアイデンティティに直結しているものであることが分かりました。ゆえに、もしその時行動していなければ、タヒんだも同然の人生を送ることになっていたと思います。

まだ確固たる価値観がなく不安定な精神状態にあった幼少期の行動にも、何となくではありますが、自分の価値観を守ろうとする意思を感じられるものがありました。その1つが、画家・池田浩彰氏のシンデレラでも紹介した『世界のメルヘン』(講談社、1981)を読むことでした。

この本は美しい挿絵がモチーフの童話集で、確か24冊がセットになったものでしたが、幼少期に知り合いから譲り受けて以降、辛い時期は毎晩読んでいたほど心の拠り所になっていた本でした。誰にも救いを求められず何が正しいのか自信がなくても進まなければならない中で、自分の行動を支える価値観に自信をくれた本でした。

現実世界で理不尽なことがあった時も、この本のおかげで「いつか報われる」と思えて希望がもてたし、美しい絵のおかげで目の保養にもなっていました。

実家を出ると同時に処分してしまいましたが、思い返せば当時受けた影響は計り知れず、今になって「処分しなければよかった」と思うこともしばしばです。特に気に入ったものだけでも残しておけば良かった…

こうした小さな行動だけでなく、おそらく誰にでも”これだけは譲れない”という価値観を守るための行動が無数にあるかと思います。自分と家族を守るために引っ越す、子どもを守るために移住する、安全性の高い食材を買う、自分の生き方を守るために1人になる等々…

ただ、いくらかの行動には各々優先順位があるので、行動の種類によってはすぐに実行に移せない・移さない場合も多いかもしれません。もしくは全て同時進行で実行するか…

とはいえ「もう限界、これ以上辛抱したら生きているのにタヒんでいるも同然」という感覚によって行動してきた私は、今後も同様のタイミングで行動する気がしています。

本当に守りたいものが失われそうになった時、もしくは失われかけていると自覚した時、あるいはそのギリギリのタイミングで、私は行動に移すのかもしれません。

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奨学金完済を目指しながら、旅、食、自然、心理、(セミ)リタイア、海外移住、晴耕雨読生活などを 追い求めて暮らしています。

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