『世界のメルヘン』(講談社)を手に入れた、小さくなった誕生日ケーキ

先日誕生日で、夫が近所のケーキ屋さんでお気に入りのケーキを予約してくれていました。

同じケーキを、お互いの誕生日とクリスマスに買っているのですが、年々小さくなっています…

でも美味しい!

さて、確定申告を済ませてひと段落ついたところで、先週なつかしい買い物をしました。

それは、幼少期によく読んでいた『世界のメルヘン』(講談社)。

世界各国の童話が掲載されたハードカバーの大きい絵本で、全24冊から成るものです。

画家・池田浩彰氏のシンデレラが素晴らしい
幼少期によく読んでいた『世界のメルヘン』(講談社)。これは、世界各国の童話が掲載されたハードカバーの大きな絵本で、全24冊から成るものです。その本には、シンデレラ(サンドリヨン)の話が載っていて各ページに挿絵が付いていたのですが、内容よりも...

上記でも挿絵のことで書いたことがありました。

この童話集、子どもの頃住んでいた地域の方に頂いて、幼少期~辛いことがあると読んでいたものです。

豪華な画家による挿絵がとても美しかったので、読むたびに心がやすらいだ記憶があります。

好きな絵は、好きな音楽や小説などと同じように心に沁み込んでくる気がします。

にもかかわらず実家を片付けるときに、引っ越しが多い自分には持ち続けていられないだろう…と手放してしまいました。

それを先日ふと「また読みたいなぁ、手元に置いておきたいなぁ」と思ったのでネットで探すと、手頃な価格のものがあったので購入(古本)。

本来は水色の外箱があるのですが、少しでも場所をとらないようにと外箱のないものを注文。

約20年ぶりに挿絵を眺めると、懐かしさでいっぱいに!

そして、読み始めると時間を忘れて本の世界に夢中になってしまい、いつの間にか何時間も経っていました。

挿絵が好みでなく…当時は読まなかった童話も、今読むと大切な示唆を与えてくれるものが数多くあり…当時読まなかったことを後悔。

巻末に記載されている各童話に関する説明や、その童話が生まれるに至った国や地域の背景などの説明も興味深くて、今読むからこそ理解できる部分も多々ありました。

それにしても、当時1冊約1500〜2000円というのがすごい…全24冊でざっと38000円!

発行年の1980年代前半は消費税がなかったといえ、こんな高級本を購入できるなんて教育にお金をかける層だったのだろうなぁと想像。

おそらく、発行者の講談社もバブル真っ最中だったのだろうなぁ~

それにしても、当時心の拠り所だった本を再び手に入れられて…なんとも言えない嬉しい気持ちです。