『原子力発電で本当に私たちが知りたい120の基礎知識』①原発を増設させるために、深夜電力消費量を増やしてきた
『原子力発電で本当に私たちが知りたい120の基礎知識』(広瀬隆 藤田祐幸、2000)。 この本を初めて読んだのは、約20年前。 1986年に起きた、チェルノブイリ原発事故の写真展がきっかけだったと思います。 その数年後、鎌仲ひとみ氏の「六ヶ...
『原子力発電で本当に私たちが知りたい120の基礎知識』②原発推進者は無神経かつ共感性が欠如しているのでは
で紹介した、『原子力発電で本当に私たちが知りたい120の基礎知識』(広瀬隆 藤田祐幸、2000)。 続けて紹介するつもりだったのですが、原発推進者に対する怒りが収まらず中断。 以前紹介した『原発列島を行く』を読むだけでも怒りがすごかったのに...
で触れた、『原子力発電で本当に私たちが知りたい120の基礎知識』(広瀬隆 藤田祐幸、2000)。
怒りで中断していましたが、最近日本列島で大地震が多発していることやこれから予想される大地震の可能性を考えると、、、もはや寒気しかありません。
数多くの国が原発に手を出しているんだから日本もやるべき!という人々は、日本が地震大国であることを忘れています。
そして、いまどれだけ莫大な使用済み核燃料、高レベルガラス固化体、プルトニウム、低レベル廃棄物ドラム缶が日本列島に溜まっているのかを知らないのでしょう、、、
あらゆる原発事故やそれによって発生した深刻な健康被害と同じように、厳重な報道規制によって隠蔽されていることに気づいていないのでしょう、、、
結局、今からできることはただ1つ、一刻も早く原子力発電政策からは撤退すること。
『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』㉒原発にも、米軍基地と同じ法的構造が適用されている
これまで『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(矢部宏治、2014)から、 日本にある米軍基地に関する内容を引用させてもらいましたが、 今回からは日本にある原発に関する内容も引用します。 前回、大日本帝国憲法では三権分立といい...
でも書いたようにそれは容易な道筋ではありませんが…
日本列島とその周辺諸国を救うためには、日本列島にある原子力施設で取り返しのつかない大事故が起こる前に(すでに大事故を起こしてしまいましたが…)、
六ヶ所村再処理工場(使用済み核燃料プール、高レベル廃液タンク)を含めた、原子力発電施設の稼働および建設を止め、廃炉処理に取り掛かることが不可欠です。
【追記】約20年にわたって福島、浜岡、東海などで14基の原発建設を手がけた現場監督で、長年の被ばくによるガンのため1997年に58歳で亡くなった平井憲夫氏のインタビュー記事