歩き疲れたローマ観光、サン・ピエトロ大聖堂

遅くなりましたが、昨年行ったローマ観光のことを書いておこうと思います。

ちなみに、ここではバチカン市国の観光地もローマ観光に含めています。

さて、バチカン市国ですが、国のほとんどが世界遺産であること、入国時にパスポート・検査が不要なこと、世界一小さい国であることから珍しい国でもあります。

今回は、そのバチカン市国にある観光地「サン・ピエトロ大聖堂」についてご紹介したいと思います。

サン・ピエトロ大聖堂はキリスト教カトリックの総本山で、ミケランジェロなど世界的に有名な当時の一流画家や彫刻家の手によって、1546~1624年につくられた建物です。現在では、世界中から信者をはじめ多くの人々が集まってきています。

建物の屋根に並んでいる彫刻は、真ん中に立って十字架を抱いているものがイエス・キリストの像で、その両側に6体ずつ並んでいるのがキリストの12の使徒の像だそうです。

入口は建物左手から。

過度に露出した格好の人は、入口で止められて入堂できないようになっていたので、暑くとも露出は控えたほうが無難かもしれません。

入口を通過してすぐ建物の豪華さに圧倒されます。

聖堂内はこんな感じでかなり豪華。当時の芸術家たちが腕を競って建築した圧巻の建物で、11の礼拝堂と45の祭壇があり6万人もの人を収容できるそうです。

ミケランジェロの作品「ピエタ」。

ピエタとは、キリストの死を悼み抱く聖母像のことで、ミケランジェロはピエタ像を4体制作しているそうですが、サン・ピエトロ大聖堂にあるピエタはミケランジェロが25歳の時に制作した最初の作品だそうです。

ヴァチカン美術館でもそうでしたが、壁や天井に隙間なく豪華な装飾がされています。

きっと当時の庶民生活は厳しかったのだろうな…

ベルニーニによる大天蓋が、クーポラの真下にあります。

蓋を支えるブロンズ製の4本の柱には、月桂樹の葉とオリーブの枝がねじれるようにからみつき、裸の子どもや、設計を命じた教皇の家紋である蜂が彫り込ま れているそうです。ものすごい迫力でした。

門番の方々の制服もオシャレ。

サンピエトロ大聖堂を一旦出て、今度はクーポラへ。エレベーターと階段を利用しましたが階段がハードで疲れました。

ミケランジェロ設計のクーポラ。階段内は狭くて歩きにくかったですが、美しいクーポラ内部の装飾にはまたも圧倒されます。

クーポラから見る、広場の眺め。

かなり見えにくいですが、奥の方に見える円柱の建物がサンタンジェロ城(歩き疲れたローマ観光「サンタンジェロ城」)。

ローマは見どころ満載の都市なので、行った場所を少しずつ紹介していきたいと思います。