他国から見れば異様としか思えない、「朝礼」や「運動会」の数々…
そんなことが当たり前のように数十年前と変わらず実施されているのが、日本の公立学校です。
もちろん地域によって多少の違いはあると思いますが……
話を聞く限りでは、大まかな部分は変わらないようです。
保育所から制服がある
私は保育所 → 小学校 → 中学校 → 高校と公立でしたが、すべて制服がありました。
田舎にある学校だったためか、地元企業と癒着したすごいデザインの制服でした…
公立なのに制服なんて信じられないかもしれませんが、保育所にもあったんですよね(今もあると思います)。
小学校も、後ろが×になっているスカートの制服でした。都会ではあり得ないと思いますが…
髪型に自由はない
あと小・中学校では髪の長さも決まっていて、女の子は髪が肩についたら切るか結ぶかしないといけませんでした(しかもポニーテールはダメ)。
男の子は全員坊主!
靴の色も真っ白でないといけなくて、靴下も真っ白指定。ワンポイントもダメでした。
制服は真っ黒、靴と靴下は真っ白って……公立校が全国どこでもそうなのかは不明です。
しかも、私の時代でさえ脱脂粉乳があったんですよね、栄養があるとか言って…都会育ちの人に話しても信じてもらえませんが。
給食は完食するまで終わらない
また、給食も完食強要が当たり前だったので、掃除の時間まで残って食べていました(実際には食べるフリをしながら捨てていたのですが)。
そんな中、蕎麦アレルギーの子が無理やり蕎麦を食べさせられて亡くなるという痛ましい事件も起こっていました…
小学校では毎朝登校後にランニングをする決まりがあったのですが、その時間に遅れると正当な理由がない限り、罰として炎天下でも数十分間、運動場に立たされていました。
交通班という集団登校だったので遅れても仕方ないですし、だいたい毎朝ランニングをする習慣自体がおかしいと思いますが…
忘れ物は自宅まで取りに帰る定期
そんな小学生時代で1番記憶に残っていることは、忘れ物をしてしまうと自宅まで取りに帰らされたこと。
都会とは違って田舎の小学校通学距離は、片道3kmあるのはザラ…
そのため往復6kmの道のりを、皆が授業を受けている間に取りに帰るわけです。
一度、給食当番のマスクを取りに帰ったことがありますが、なんだか不思議な気持ちでした。
某国の軍事演習並みの行進練習
小学校の運動会の練習では、行進の練習を異常に多くやっていたのが印象に残っています。
今でも覚えていますが、「列ごとに腕や足を上げる高さが足りない」「高さが揃ってないと連帯責任」とか言って永遠に歩かせるんです。
北国の軍事演習並みに…
体罰横行
中学生時代で1番記憶に残っていることは、忘れ物をした女の子が男性教師からゲンコツで殴られていたこと。
すごい鈍い音がしてその子が泣いていたのを見て、「忘れ物で殴る教育って何の意味もないな」と悲しくなったのを覚えています。
その教師は痛みで覚えさせる教育が正しいと思っていたみたいですが、私は間違っていると思いました。
おそらく、その教師自身が過酷な軍隊教育を受けてきたのだと思いますが…
小中と共通していたのは、朝礼や全体集会時には決して列を乱さず、指一本も動かしてはいけない統制が求められていたことです……できなければ暴力。
それは教育とは程遠いものでした…荒れた学校ではなかったのですがね。
ちなみに高校時代にもいろいろおかしな教育がありましたが、それまでが酷かったせいか感覚が麻痺してしまいました。
挙げてみると、田舎の軍隊的公立学校と都内の学校とでは、思想的に?50年以上の時間差があると思われます(まぁ、時間が経っても差は埋まらないでしょうが)。
現代の公立教育には、子どもの人権はない
軍隊教育を行っている公立学校では子どもの人権が軽視されすぎているため、軍隊教育が無くならない限り、子どもの人権は永遠に尊重されないと予想できます。
そんな中、数年前に日本人が幼少期から軍隊教育を施されていることを証明する出来事がありました。
それが3.11のときの黙々帰宅行進!
知り合いなんて8時間や11時間かけて、自宅まで歩いて帰っていましたからね。
そんな私も4時間半歩いて帰ったなあ…
そんな他国・警察・自衛隊もびっくりの行進ができたのは、軍隊教育がいまだ健在であることの証だと思います。