西安へ10回以上行って分かった本当に行くべき観光地でも紹介した「大雁塔」。
インドから帰った玄奘三蔵法師の願いで、経典を保存するために慈恩寺境内に建てられた塔のことです。この大雁塔周辺一帯が公園になっていて、歴史的雰囲気を味わえる&庶民の憩いの場であるため、西安滞在中はよく訪れて散歩していました。
大雁塔公園の隣には、日中合弁の「唐華賓館」というホテルがあります。このホテルは約10年前初めて西安に来たときに泊まったホテルで、少々思い出深い場所。
ロビーにあった巨大な壁画がシルクロードを思わせる幻想的なものでした。帰国後調べてみると、作者は田村能里子さんという日本人で1年半かけて完成させたものだそうです。
ところで、大雁塔周辺は10年前から現在まで工事し続けていて、あっちが終わったらこっち、こっちが終わったらそっち、という状況で常に工事中。地下鉄の建設も同時に進んでいるようです。
公園内飲食店もまだ外箱だけで中身は空っぽ。ゆえに、周辺道路とともに完成する日はまだ先のよう。
そんな工事中の飲食店付近には、巨大なカメが3つ重なった置物が。中国でカメは縁起の良い動物とされているため、歴史的建造物には多く使用されています。
そんな中国ではカメの頭を撫でると幸運に恵まれるらしいので、見かけたら撫でておきましょう!そして、撫でたら手をよく洗っておきましょう!
大雁塔周辺は大雁塔公園と呼ばれ、紅葉の時期はイチョウや楓などが美しく趣のある公園になります♪
そんな公園内の一角には噴水広場があり、数時間に1回噴水ショーもやっています。夜はライトアップされて更にキレイです♪
ちなみに、噴水ショーは人だかりができるほど人気。ここも中国各地から観光客が来ているみたい。
そんな噴水広場を大雁塔から見るとこんな感じ。
公園内にはベンチも多く、市民や観光客の憩いの場になっています。
大雁塔公園は広いので、いたる所でダンスや太極拳をする人々を見かけます。
そして公園内の道はとても広く開放的なので、早朝の散歩には最高のロケーション♪ もちろん、早朝以外の散歩にも最適です。
公園内にはこんな風に飲食店がズラリ。ただ、外装だけで内装は未処理の建物ばかりです。
そんな訳で、現在進行形で続々と飲食店ができています。
熊本発の味千ラーメンも。西安市内に数店舗あるこの人気ラーメン店は、大雁塔公園にもお店を構えていました。西安滞在時には何度かお世話になりましたが……1度日本で食べてみたいかも。
そして、これもいつのまにかですが、飲食店以外に巨大スーパーや喫茶店もできていました。歴史的建造物の横にスーパーがある!違和感…
小規模ですが、日本食も扱う高級スーパー、「世紀金花」もありました。
そんな、歴史的建造物と現代的建造物がミックスされた大雁塔公園は、魅力たっぷりの場所。どれだけ時間をかけて歩いても、飽きない魅力がここにはあります。西安へ行った際には、西安中心部から少々足を伸ばしてぜひ大雁塔へも寄って欲しいものです。