中国・西安には、世界遺産を始めとする観光地が数多くあります。
その中でも、ここだけはぜひ訪れてほしい魅力が詰まった観光地4つをご紹介!
兵馬俑
まずは、兵馬俑!
兵馬俑とは陶などを素材とする将軍や兵士、軍馬などの人形です。
その兵馬俑を多数収めた巨大地下室が兵馬俑坑とよばれるもので、中国陝西省西安市にある秦始皇帝(前259~210)のお墓に伴うものを指しています。
5つの兵馬俑坑には約8000体もの兵馬俑があるといわれていますが、いまだ多くの兵馬俑を発掘中でその全貌は明らかになっていません。
兵士や馬など兵馬俑は実に多様な形があり、並んでいる姿は圧巻!!
初めてここに来たとき、あまりに感動して5時間くらい見ていました(笑)
兵馬俑は1体1体表情が異なり、それぞれ等身よりやや大きめに造られています。
兵隊俑の平均身長は180センチで、上半身は空洞ですが下半身は空洞ではないそうです。
長年の研究によって、各兵馬俑は埋められる前にそれぞれ美しく彩色されていたそうですが、
酸化や火事により色を残して発掘される兵馬俑は少ないといわれています。
こうして、現在も地道に発掘作業が進行中。
ちなみに、兵馬俑は1974年に楊志発さんという農業従事者が井戸を掘ろうとして偶然に発見したもの。
それが歴史的大発見だったため楊さんは一躍有名人になり、数年前まで兵馬俑博物館でサインをされていました(私もサインをもらいました)。
原型をとどめていない兵馬俑が多く、壊れている部分を集めてパズルのように組み合わせながら元の形にしていくようです。
そのため、発掘されても組み立てるのに膨大な時間がかかるので、なかなか発掘が進まないとのこと。
博物館内に展示されている発掘された兵馬俑。
当時の地位によって、服装や佇まいに異なる様子が表現されています。
細かい部分まで表現されていて、人相も良く見ると違うのが面白いです。
当時でも高い技術があったことが伺えます。
何度か行きましたが入館料は失念…ネットによると現在は150元(約2500円)とのことです。
西安城壁
続いて、城壁。
西安市内中心部を囲む城壁は、完全保存されている世界最大の古代城壁として、また世界で最も整った古代軍事砦として有名です。
隋・唐の長安城の皇城にあった城壁を基礎に、明時代1370年~1378年にかけて、レンガを積み重ねて築かれたのが現在の城壁。
城壁周囲は約14km、城壁高さは12m、底幅は18mという巨大なもの。
ただ、長安城はこれの7倍の大きさがあったそうですから、いかに当時は大きな都だったかわかります。
東西南北には各門があり、観光客はそこから城壁内に上がれるようになっています(54元=約900円)。
城壁内側には、ショッピングモールやホテル、銀行など今も市民が暮らす地域が残っており、お店なども数多くあります。
城壁に来ると、初めて西安に来たときのことを思い出します。
今はもう無くなりましたが城壁建物内にお土産売場があった頃、売場のおじさんが私が日本人と知ると
日本語で、「僕の父親は文革で西安に追いやられた。その後、日本の早稲田大学で教鞭を取った。」等といろいろ話してくれました。
その時、西安など中国内陸部には文革時に追いやられた知識層の子どもや孫が数多くおり、日本語を話せる人が一定数いることを知りました。
そんな思い出ある城壁ですが、距離が長いので散歩が苦手なら自転車での観光もオススメです。
少し道がガタガタしていますが、2人乗り自転車もあり楽しめます。
城壁の上を廻っていると、古代西安の雰囲気を存分に堪能できるのでお勧めです。
大雁塔
大雁塔は、652年にインドから帰った玄奘三蔵法師の願いにより、経典を保存するために建てられたもの。
当時の規模はかなり大きかったといわれていますが、唐代末期に戦で焼き払われ、現存するのは当時の1/10の大きさだそうです。
塔は煉瓦でできており、内部の木製らせん階段を登ると最上部まで行くことができます。
最上部からの景色はこの通り。目の前は噴水広場になっています。
途中までは無料で登れますが、その後が有料で20元かかります(約300円)。
夜になると、この噴水広場で大雁塔のライトアップとともに噴水ショーが見られます。
大雁塔周囲は広大な公園になっていて、市民の憩いの場。
運動するにも散歩するにも丁度良い場所で、紅葉の時期には美しい景色も堪能することができます。
ダンスや太極拳など、市民の日常風景を観察することもできます。
最近は、公園内にスーパーや飲食店もできたようで、ますます賑わっています。
鐘楼と鼓楼
お次は、鐘楼。
鐘楼は西安中心部にある高さ36mの木造建築物で、明の太祖朱元璋によって1384年に建てられました。
外側からみると三階建ですが、中に入ると二階建という構造で、釘を一本も使わず一本木で建てられています。
夜になるとライトアップされ、街全体に輝きを放ちます。
地下道から行くと鐘楼に登ることができます(次に紹介する鼓楼と合わせて27元=約400円)。
鐘楼の西側に立つ、もう1つの古代木造建築物が鼓楼です。
その昔、夕方になると大きな太鼓を叩いて時刻を知らせたことから、
その名が付いたといわれています。明の太祖朱元璋が1380年に建てた、高さ34mの建物です。
鼓楼も鐘楼と同じようにライトアップされます。
土台全体が青いレンガで築き上げられ、920年間、度重なる地震に遭おうとも形が崩れることなく、
今も頑丈な造りを誇っています。
西安には、上記4つ以外にも素晴らしい観光地がありますが、紹介したものは中でも特に魅力的な観光地です。
歴史に興味のある方なら、1度行けば虜になってしまうこと間違いなしの観光地です!