先日、河津桜と熱海梅園を見に行ってきました。伊豆の梅・桜の見頃が重なっていたためかもしれませんが、平日にもかかわらず熱海駅前は賑わっており、ラスカもできて数年前の低迷期から完全復活したようでした。
まず河津桜から。熱海から河津までは鈍行だと約2時間かかるため、初めて特急踊り子に乗りました。景色だけ見るとリゾート(普通列車)が上ですが、座席・所要時間では圧倒的に踊り子が勝っていました(所要時間約1時間)。車内販売もありました。
平日午後15時半頃に河津駅へ着きましたが、桜の見頃である約1ヵ月の短い期間に合わせて大勢の人が訪れるためか、大混雑していました。
が、案内もきちんとされているため、河津桜の見所へは迷うことなく到達できました。河津桜は緋寒桜(ひかんざくら)と早咲きの大島桜の自然交配種と考えられており、河津町内にある河津桜7000本は、町内にある原木から広められたとのこと。
またそれだけでなく河津川沿いには約150店舗の露店が並び、飲食しながら花見を楽しむこともできます(露店の営業は16時前後で終わり)。
桜は駅から約2km?の広範囲にわたって咲いているので、1時間以上歩き続けて花見をした結果、翌日以降ふくらはぎの筋肉痛になってしまうほどでした(笑)
そんな感じで堪能した河津桜。訪れた日はまだ満開ではなく7~8分咲でしたが、かなり綺麗だったのであらゆる角度から写真を撮りました。
今回は暗くなる前に帰宅したのですが、河津桜まつり期間中は毎日18~21時、ライトアップされるので夜桜も楽しめるみたいです。夕方でも結構混雑していたので、それ以外の時間は想像するだけで凄そうです。河津桜まつり公式案内
つづいて熱海梅園。熱海梅園へは、熱海駅からは1番バス乗り場の「相の原方面行き」バスに乗車し約15分、「梅園」で降車してすぐです。また、来宮駅からは来宮駅改札を出て右手に向かって道なりに坂道を上っていけば、約10分で到着します。
入園料は大人300円(中学生以下は無料)。1月初旬~3月初旬まで楽しめる熱海梅園の梅は日本一早咲きの梅として有名で、59品種472本にものぼる梅は見ごたえ十分。熱海梅園は1886年に山林2.5ヘクタールを開いて、梅・松・桜・桃・楓・杉・柿・柳など3000本を植えたのがはじまりとのこと。
もう少しで見頃が終わるようですが、人出は多くて園内はどこも賑やかでした。河津桜ほどの規模はありませんが飲食できる露店もあり、梅を存分に楽しめます。
尾形光琳の紅白梅図屏風のような美しい赤・白の梅が至るところに咲いていました。
美しい梅の周囲をメジロが舞う情景は、まるで絵画のようでした。桜とはまた違った魅力がありますね。
滝の内側から園内を鑑賞できるという「梅見の滝」。
次回機会があったら、1月下旬の満開時期に来てみたいです。
「梅園」バス停から「熱海駅」へ行くバスの時刻表。だいたい1時間に2~3本出ているようですがこの時期は混雑しているので、余裕があれば来宮駅まで歩いて電車で行ったほうが速くて快適だと思います。熱海梅園梅まつり公式案内
春の訪れを感じられる花の大群は見るだけで清々しい気持ちになるので、何度でも行きたくなります。四季の素晴らしさを感じられる貴重な時間を過ごせて、大満足の滞在でした。