先日、村上春樹新作小説の舞台ともなっている小田原・長興山へ行ってきました。そこには樹齢300年を誇る見事なしだれ桜があり、写真を手に花見に訪れている人も大勢いました。
このしだれ桜へは、箱根登山線入生田駅から山方面へ歩いて20分で到着します。ただ、急な上り坂が続くので、歩きやすい靴で行ったほうがいいと思います。
ハイキングコースにもなっているようですが、しだれ桜のある場所までであれば、そこまでハードではない気がします(個人的には)。
最初は緩やかな道が続きますが、徐々に急な上り坂になっていきます。
まだかまだかと歩き進めていくと、左手にしだれ桜が見えてきます。
後ろを振り返ると、随分と山の中。ラストスパートは結構急こう配かもしれません。
到着。1番立派に見えるのが、江戸時代の藩主・稲葉正則が植えたといわれる、樹齢約340年、高さ約13m、株元周囲約4.7mのしだれ桜。花が滝のように垂れ下がる姿は実に見事で、「かながわの名木100選」や「小田原市指定天然記念物」に選ばれるのも納得です。
このしだれ桜がある場所は、まだ山の中腹。少し先にもしだれ桜が見えましたから、山の至るところに点在しているのかもしれません。ちょっとした運動になりますが、この時期限定の美しさを堪能しに行くのも良いものです。