【北海道3泊4日稚内・旭川旅行】稚内うろこ亭と北防波堤ドーム

【北海道3泊4日稚内・旭川旅行】サロベツ1号で旭川から稚内へ
グアム旅行の疲れが癒えぬまま、先週北海道へ行ってきました。行先は、夫も私も行ったことがない稚内と旭川(主に稚内)。JALセールで安い航空券が買えたので、先月から計画していたものです。疲労と楽しみとが入り混じった前日、旅程について夫と言い合い...

の続きで、1日目後半。

到着した稚内駅。

こじんまりとした駅ですが、駅全体が綺麗で座るところもたくさんあり、快適でした。

旭川よりも気温が10℃近く低く、過ごしやすい気候です(17℃)。

奥がホテル、手前は温水プール施設

疲れた体を引きずりながら、ホテルにチェックイン。

このホテルがとても良かったので、また後日。

その後、夕食のため外出すると、エゾジカに遭遇。

稚内市内には山から下りてくるエゾジカが増えていて、植物や野菜など食べ尽くしてしまうため問題になっているらしい。

ただ、奈良や広島のシカのような凶暴性は感じられず。

他の動物としてはカモメがいましたが、エサが豊富なのかアヒルように立派な体格でびっくりしました。

そんなこんなで、海鮮炉端うろこ亭に到着。

海産物目当てで来ました。

店内はそこまで広くないため、混雑していると相席になる模様。

ムラサキウニが終わってしまい、バフンウニも少ししかないとのことで、夫とともにスタンダードのうろこ市丼を注文。

このイクラと甘エビが美味しかった。

単品で注文したバフンウニ。

過去に利尻でムラサキウニしか食べられなかった夫は、今回初めてバフンウニを食べられて満足気でした。

お腹も満足してホテルに帰る途中、駅前で見かけた「日本最北端の線路」の石碑。

稚内駅から北防波堤ドーム方向へ伸びていた線路跡

南樺太がロシアではなく日本の領土だった頃、稚内駅からはさらに北へと線路は続いていたそうで。

当時、今の稚内駅は稚内港駅と呼ばれていて(今の南稚内駅が稚内駅と呼ばれていた時代)。

その稚内港駅から、稚内と樺太(大泊)を結んでいた稚泊航路の発着場所である北防波堤ドーム内(稚内桟橋駅)まで、線路が延びていたそうです。

北防波堤ドーム

1938~1945年まで稚内桟橋駅があった、北防波堤ドーム。

改修工事を経つつも当時の形を維持しているこの建物は、当時、北大工学部を卒業した20代若者が設計したというから驚き。

強風と高波から稚泊航路を守るために考案したとは思えないほど、美しいデザイン。

ただ当時、こんな巨大コンクリート建造物を海岸沿いに作るには、かなりの犠牲が払われたのでは。

稚内滞在中、何度かこの防波堤ドームを見に行きましたが、427mという全長とそのデザインに圧倒されました。

階段でドーム脇に上り、高さ約14mの防波堤を目の当たり。

稚内滞在中、戦後樺太から命がけで脱出した人々、樺太に留まざるを得なかった人々、戦争の犠牲になった若者たち、それに関するさまざまな事柄などを見聞きし、いろいろと考えさせられました。

そんなこんなで初日は早朝から夕食まで移動続きで、夫も私も疲れ果て、、、2人とも9時には就寝。

2日目に続きます。