の続きで、1日目後半。
到着した稚内駅。
こじんまりとした駅ですが、駅全体が綺麗で座るところもたくさんあり、快適でした。
旭川よりも気温が10℃近く低く、過ごしやすい気候です(17℃)。
疲れた体を引きずりながら、ホテルにチェックイン。
このホテルがとても良かったので、また後日。
その後、夕食のため外出すると、エゾジカに遭遇。
稚内市内には山から下りてくるエゾジカが増えていて、植物や野菜など食べ尽くしてしまうため問題になっているらしい。
ただ、奈良や広島のシカのような凶暴性は感じられず。
他の動物としてはカモメがいましたが、エサが豊富なのかアヒルように立派な体格でびっくりしました。
そんなこんなで、海鮮炉端うろこ亭に到着。
海産物目当てで来ました。
店内はそこまで広くないため、混雑していると相席になる模様。
ムラサキウニが終わってしまい、バフンウニも少ししかないとのことで、夫とともにスタンダードのうろこ市丼を注文。
このイクラと甘エビが美味しかった。
単品で注文したバフンウニ。
過去に利尻でムラサキウニしか食べられなかった夫は、今回初めてバフンウニを食べられて満足気でした。
お腹も満足してホテルに帰る途中、駅前で見かけた「日本最北端の線路」の石碑。
南樺太がロシアではなく日本の領土だった頃、稚内駅からはさらに北へと線路は続いていたそうで。
当時、今の稚内駅は稚内港駅と呼ばれていて(今の南稚内駅が稚内駅と呼ばれていた時代)。
その稚内港駅から、稚内と樺太(大泊)を結んでいた稚泊航路の発着場所である北防波堤ドーム内(稚内桟橋駅)まで、線路が延びていたそうです。
1938~1945年まで稚内桟橋駅があった、北防波堤ドーム。
改修工事を経つつも当時の形を維持しているこの建物は、当時、北大工学部を卒業した20代若者が設計したというから驚き。
強風と高波から稚泊航路を守るために考案したとは思えないほど、美しいデザイン。
ただ当時、こんな巨大コンクリート建造物を海岸沿いに作るには、かなりの犠牲が払われたのでは。
稚内滞在中、何度かこの防波堤ドームを見に行きましたが、427mという全長とそのデザインに圧倒されました。
階段でドーム脇に上り、高さ約14mの防波堤を目の当たり。
稚内滞在中、戦後樺太から命がけで脱出した人々、樺太に留まざるを得なかった人々、戦争の犠牲になった若者たち、それに関するさまざまな事柄などを見聞きし、いろいろと考えさせられました。
そんなこんなで初日は早朝から夕食まで移動続きで、夫も私も疲れ果て、、、2人とも9時には就寝。
2日目に続きます。