30代になって、それまで求めていた様々な欲がなくなったのは、単純に歳と生活環境の変化のためだと思っていました。
もちろんそれも多少あったと思いますが、どうやら欲が激減した主要因はストレスが無くなったからだと最近気付きました。
ストレスが溜まる環境にいると、その環境にいる間中はずっとストレスを感じ続けることになるため、
我慢や辛抱という形で自分に無理強いし続けてしまうことになります。
その結果、その我慢や辛抱によって抱えたストレスが、後に形を変えて様々な欲となり襲いかかってくるようです。
そして経験上、ストレス環境から脱出しても、ある一定期間は(ストレス度合いなどにより個人差がありますが、そこで感じたストレスが解消されるまでは)欲が続く気がします。
その欲は人によってさまざまですが、昨年ストレスが溜まっていた時期だと、ジャンキーな食欲と国内脱出欲が旺盛でした。
10~20代の頃はそれ以外にも、さまざまな欲に流されてストレスを解消していた気がします。
物欲、海外ドラマ鑑賞欲、自己顕示欲等々…
結局、欲に流されやすいのはそれまでにストレスが溜まりすぎているんだなと。
現在は休養中でストレスが全くといっていいほどないのと、それまで蓄積されたストレスも解消しきったためか、驚くほど欲もありません。
日本社会的には歓迎されない非生産的人間なのかもしれませんが、
経済中心観念だけでなく「ただ存在するだけで認められる」という観念もあるので、そういう観念に沿って今後も生きていこうと思います。