夏は熱中症や脱水症を防ぐために、「こまめに水分を摂るように」と言われています。
でも、水分だけを摂りすぎると、体内の塩分濃度が下がって逆に危険であることをどれだけの人が知っているのか疑問です。
数十年前から減塩と言われ始め、塩分摂取を控えるよう政府や医療関係者が注意を促してきました。
が、元来日本人は味噌や漬物、梅干しなどで塩分(塩化ナトリウムではなく天然塩)を多く摂取してきた民族。
そんな民族が突然塩分摂取を控えてしまったら、健康被害が出る可能性があることは容易に想像がつきます。
戦後、西洋医学が指摘した「日本人は塩分の摂りすぎ」という独断と、塩分と高血圧に関連があるという誤った認識のため、長い間「減塩」が推進されてきました。
でも、人間はもともと塩分がないと生きていけない生き物です。
塩分を摂取しなれば体内のミネラルバランスが崩れ、体は機能しなくなってしまいます。
塩分といっても、天然塩と塩化ナトリウムは全く別物。
天然塩はミネラル豊富な塩、塩化ナトリウムはミネラルを含まない薬品です(減塩は危険!塩化ナトリウムではなく天然塩をしっかり摂取する)。
ミネラルが含まれている天然塩は、例え大量摂取をしたくてもできません。
西洋人は「日本人は塩分の摂りすぎ」と指摘しましたが…
日本人よりも大柄な西洋人のほうこそ、その体を維持するために大量の塩分を保存料とした肉類を、大量摂取してきたのではないかと思います。
和食が主食である日本人の場合、魚に含まれる塩分はたかが知れていて、味噌や漬物、梅干しなどを減塩してしまえば、塩分不足に陥ってしまうのは当然だと思います。
こうして考えてみると、近年熱中症が増えたのも気温上昇が激しいだけでなく、減塩が原因である可能性も高い気がしています。
「昔の常識、今の非常識」と言われるように、政府や医療関係者、御用学者の言葉を鵜呑みにせず、
汗をかいたら水分と一緒に天然塩もしっかり摂取し、健康維持に努めていこうと思います。