30代から老後の準備が必要だと思い始めた

高齢者と呼ばれる年齢に達した状態を、想像はできても実際どうなるかは体験してみないとわかりません。

例えば、老眼になることや耳が遠くなること、足腰が弱くなること、歩きにくくなることなどが想像できますが、それらの大変さを理解するのはなかなか難しい。

ただ、そうなった時のために少しずつ準備することならできます。歳を重ねたときに暮らすやすい環境、それを元気なうちから少しずつ築いていきたいと考えています。

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そう思ったきっかけは、最近読んだ『明日の友』に高齢者の生き方に関する知恵・工夫が載っていたからでした。

年を重ねた時に1人暮らしだったり共同生活だったり、理想とする老後の生活形態は人それぞれ異なると思います。田舎と都会でも整っているインフラが違いますし、求める生活レベルによっても準備するものが異なってきます。

同時に、一昔前のように退職金や年金に頼れる時代ではなくなってきたため、これまでのような老後資金の考え方では見通しが甘いこともありそうです。

そんな状況を予想する中で、現在私が準備していることがいくつかあります。

1つは、”使わなくなった物は処分する”こと。

当たり前のことのようで、なかなかできないことの1つです。家は放っておくと物が増えてしまうため、高齢になった時の片付けを最小限にするためにも、使わなくなった物は処分するようにしています。

2つは、1つ目と重なる部分がありますが、”物は必要最小限所有する”こと。

あれもこれもと買っておくようになると、家の中に物が溜まっていきます。頻繁に使うものならそれでも良いかもしれませんが、そうでないものを後生大事に所有する習慣は家に不要なモノを溜め込む習慣になりかねません。それゆえ、最小限の物で暮らす習慣を付けておくようにしています。

3つ目は、”適度な運動する習慣を付ける”こと。

これは習慣化していないとできない可能性が1番高いので、現在東海道を歩いたり、散歩をしたりしています。私がしている運動は歩くことですが、これだけでも足の筋肉を維持することになり、自分の足で歩ける期間を延ばすことになるそうです。また、歩くことは脳にも刺激がいくため、脳の動きも衰えにくくなるといわれています。

ただ、運動も若いときと同じつもりで毎日長時間歩いたり、激しいランニングをしたりすると、逆に身体を痛めてしまうこともあるそうなので適度な運動が大切かと思います。

些細なことでも今から習慣化しておくことは、高齢時の自分を助けるだけでなく現在の自分のためにもなります。老後の資金を作ることと同様に、必要な日常生活の習慣を身に付けておきたいです。