「髪は染めない」経皮毒の危険性

経皮毒という言葉を知ったのは、今から数年前のこと。

有害なシャンプーやリンス、石鹸、洗剤などを使用すると、皮膚から有害な化学物質が体内に吸収されて体に害を及ぼすというものです。

それまでは、黒髪が他人に重い印象を与える気がして、数年間髪を染めていた時期もありました。

が、経皮毒の怖さを知ってからは髪を染めるのをやめました。髪が痛んでいたことや染料の匂いが気になっていたことも影響していますが、1番は恐ろしくなったのです。

合成界面活性剤を使用したシャンプー・リンス

同時に、長年使っていた某有名メーカーL〇Xのシャンプーとコンディショナーを、

無添加シャンプーとコンディショナーへ、その後せっけんシャンプー・リンスへ、

現在はシャボン玉石けんベビーソープへと変えていきました。

L〇Xのシャンプーとコンディショナーには、大量の合成界面活性剤が含まれていたために、使っていた当時は異常に髪がサラサラツヤツヤで友人からも褒められていました(本当にそう思われていたかどうかは不明ですが)。

それゆえ、単純な私は安い時にまとめ買いし、常に自宅にストックし愛用し続けていました。

無添加シャンプーへ替えたけど

しかし経皮毒を知ったことで、髪がサラサラツヤツヤになるよりも、体に安全なものがいいと思うようになり、シャンプーを変えるに至りました。

とはいえ、長年使い慣れたシャンプーを変えるのは、想像以上に大変でした……

それゆえ、新たなシャンプーを使ったり使わなかったりして、徐々に髪を慣らしていった感じです。

L〇Xの後に使い始めた無添加シャンプーとコンディショナーですが、その無添加シャンプーにも合成界面活性剤が含まれていたため、L〇Xほどではないものの異常に髪がサラサラしていました(購入時に無添加表示だったため、安全だと思っていた)。

石けんシャンプー・リンスへ替えた

これではダメだと思い、石けんシャンプーとリンスに変えましたが、最初は戸惑いました。

なぜなら、石けんシャンプーで髪を洗った後しっかりリンス(クエン酸を薄めたお湯)をしないと、髪がキシキシになってしまったからです。

石けんシャンプーを使い始めた当初によく起きる現象だそうですが、長い間合成界面活性剤の入ったシャンプーを使用していた私は特に髪がキシキシし、乾かしても髪がベタっとしていました。

そのため、数か月間使いましたが以前のサラサラ感に慣れていたために使いこなせず、結局その前の無添加シャンプーに戻ってしまいました。

シャボン玉石けんへ替えた

ちょうどその頃、体と顔を洗うのにシャボン玉石けんに変えて(「シャボン玉石けんへ変えたら、太ももの湿疹がなくなった」)自分の体に合っていると感じていたため、

ネットでも評判が良かったシャボン玉石けんベビーソープをシャンプーとして使うことにしました。

結果的に、それが1番扱いやすくしっくりきたため、現在も使い続けています。

使い始めた当初は、若干髪がベタっとなりましたが、1週間くらい経てば異常なサラサラ感のない普通の?髪になりました。

染髪はよく考えてから

そうこうしているうちに、黒髪が重い印象を与えることは気にならなくなり、黒髪を大切にして生きようと思うようになりました。

染めていることで、自分らしさを演出できる面やおしゃれになれる面もあると思います。

が、染め続けていると今回述べたような経皮毒の危険や、歳を重ねた時の髪の不調などが起きる可能性があるので、安易に染めないほうがいいのかもしれません。

できる範囲で安全なものを選ぶ

経皮毒以外にも日常生活には、体に有害なもので溢れていますし、現代に生きていれば有害なものを完全に避けて暮らすことは難しいと思います。

しかしながら、なるべく健康に生き抜きたい気持ちがあるので、できる範囲で安全なものを選択して暮らしたいのです。

シャンプーは変えられないけど普段の食べものを変えたり、高級安全食材を買うのは無理でも体に負担の少ない洗剤にしたり、そうやって自分ができるところから少しずつ変えていきたいと思っています。